入試の国語で9割とる秘訣!実践その⑤<テストの手順実戦編>

小田原漂情

小田原漂情

<テストの手順 実戦編>

 まず、実際のテストの「手順」についてご説明します。これは再三述べますが、文章を読む前にも、決して設問を見てはいけません。なぜなら、見た時点で先入観が生じてしまい、文章の大意・真意をつかむことができなくなるからです(受験生が恣意的な読み方をして大意・真意が読みとれるほど“楽な”文章は、入試には出て来ません。また入試や受験勉強など「真剣になれる」機会に、多くのすぐれた文章をきちんと読むことは、その人の一生の糧になるのです。)
 ただ、大問ごとに解く順番を決める必要はあります。得手不得手にもよりますが、言問学舎ではおおむね次のように指導しています。

◎都立高入試
 「大問一.漢字の読み」「大問二.漢字の書き」「大問三.小説」「大問五.古典」「大問四.論説文」
 この時「大問四.論説文」を最後にするのは、通常の設問と連続して、200字の作文を書くためです。

◎センター試験
①「大問四.漢文」「大問二.小説」「大問一.評論」「大問三.古文」
または
②「大問三.古文」「大問四.漢文」「大問一.評論」「大問二.小説」

「大問一.評論」と「大問二.小説」は順不同、また古文が得意な人は②のように古文から、あまり得意でない人は①のように漢文から解くことがおすすめです。

 現中3生はVもぎやWもぎ、現高3生等はマーク模試などで、さっそく試してみて下さい。この「解く順番」は「秘訣」というほど特殊なことではありませんが、対テストにおいては重要な、基本の手順です(より重要なのは冒頭に述べた、「設問を先に見ない」ことの方です)。

 つづいて一両日中に、<読解の仕方 実戦編>を掲載します。お楽しみに。

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎

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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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