言問学舎の冬期講習2024‐25 中3生期末躍進、社会連続100点達成
では、「秘訣の2」をお教えします(ただ、これは今の時期だから言える「秘訣」です)。
それは、小説(物語文)でも評論(説明文・論説文)でも、できるだけ自分で声に出して「音読」する練習を重ねることです。
「音読」は、小学校の低・中学年までは、学校でもかなり熱心に行ないますから、授業や宿題で、ほとんどの人が経験していることでしょう(機会がなかった人もまれにいます。また、苦手、きらいであまりやらなかった人もいるのではないでしょうか)。
小学校高学年から中学校になると、「音読」の機会はぐっと減ります。照れやしらけということも、無視することはできないのでしょうか。
けれども、「音読」は、そもそも楽しいことです。少人数のカラオケルームが多くの人を「唄好き」にしたことを考えれば、わかりやすいですね。そして「音読」することは、対テストという観点で言えば、「誤読」を明らかにし、正しい文章の読みとりを可能にする効果があります。
小学校2、3年生ぐらいでも(あるいはもっと早くから)、意味は通るけれども文章にはまったく書かれていない言葉を用い、「誤読」をします。
うさぎは力のかぎりに叫んだ→うさぎは力いっぱい叫んだ のたぐいです
そこにはそうした文字が記されていなくとも、感性がとらえた自分なりの「表現」を(思い込みと言ってかまいません)、十歳にならない子どもがするのです。これは「誤り」ではなく、人の感性の所作と言えるのですが、「誤読」が重なると、「大きな意味の取り違え」に発展してしまいますから、特に「対テスト」ということを考える年齢では、どこかで正していく必要があると言えます。
その一番の方法が、「音読」です。大半の子は、間違えて読むと、その6割前後については、自分の間違いに気づきます。「黙読」だけをしていると、間違ったまま、自分の思い込みを疑うことなく読み進んでしまうので、「誤読」イコール「誤読解」となってしまうのです。音読の積み重ねは、このリスクを大きく低減する効果があります。
また言葉と文章には、抑揚、そして音韻(言葉や文章の、リズムとしらべ)があります。これがわからず、平板な「棒読み」をしていたのでは、やはり文章の意味がわかりません。作品の雰囲気や味わいではなく、そもそもの「意味」がわからないのです。
ですから、一人で勉強部屋で、自分なりに工夫して読むだけのことでかまいません。来春の受験生が、まだ今の時期なら、そこで何かをつかむことは、十分にできるはずです。
言問学舎では、その点をも含めた実践講座を4月30日と5月5日に開催します。要項を再掲しますので、ご関心のある方は、ぜひご参加下さい。
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日時 4月30日(月・振替休日)/5月5日(土・祝日)
各日とも 13:00~14:30 「都立対策」
14:40~16:50 「東大二次」 の予定
※「東大二次」は文理共通の第一問を課題とします。
文系(第四問等)については機会を改めます。
参加費 無料
定員 「都立対策」5名 「東大二次」2名
※詳細はメールまたは電話にて、言問学舎舎主 小田原漂情までお問い合わせ下さい。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎