言問学舎の冬期講習2024‐25 中3生期末躍進、社会連続100点達成
22日に、国立大学二次試験対策の国語の授業と、高校受験の中3生の授業をすべて終え、23日(都立高校入試実施日)の午後は、ほんのいっとき、心静かな時間を過ごしました。
しかしながら昨今は、その日の夕刻には都立高の解答が手に入ります。生徒たちには、可能ならば自分の答えを問題に記録して持ち帰り、自己採点をするよう指示してあります。従って、解答(速報のたぐい)が手元に届き、生徒たちから連絡が入り始めると、いっときの平安はたちまち喧騒と不安、そして子どもたちに気を配る時間へと変化します。
もちろん、試験の見通しはさまざまなのです。本人の解答の書き違い、同じ試験の受験者の層、また出来不出来、そうしたもろもろの要因が絡み合い、合否の結果が出るのですから。
ただ私は、結果もしくは結果予測の段階で、気落ちする受験生に語りかけることこそが、私のような立場の者にもっとも重要な仕事だと考えています。「合格させることが一番」なのは、言うまでもありません。けれども「試験」の結果は本当に予測のつかないものですし、12歳、15歳、18歳といった年ごろの子どもたちが、その年齢なりに人生最大の関門に挑み、つらい状況にある時に、もっとも身近に彼ら(彼女ら)の勉強と努力に付き添って来た者が、心の底から、いたわり、なぐさめ、そして前途への力にならなければ、いったい何を己の(子どもたちへの)価とするべきであろうかと、つねに考え、実行しているつもりです。
とにかく受験というもの、結果が出るまでは、何が起こるかわかりません。そして結果よりも、試験を受けた本人が真に頑張った結果であるならば、何一つ恥じることはないのだということを、きちんと受験生にわかってもらう、それこそが、最大の仕事であるのだと思う次第です。
国語力に定評のある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎