がんばった子のこと

小田原漂情

小田原漂情

 本人の承諾が得られたので、先日お伝えした「中学校の提出物」のことに関連し、今回の中間テスト期の課題提出でがんばった中3生の話をします。
 本人曰く、テスト前日に課題として仕上げて提出しなければならないワークのページ数が、数学20ページ、英語は30ページもあったそうです。この生徒は中1の頃からずっと、「提出物はきちんと出せ」と塾で言われ続けているので、その重要性は知っていながら、今まで「結局間に合わなかった」ことが多い子でした。

 けれども今回は受験も近いため必死にがんばり、木曜の午後2時~4時の中間テスト対策授業が終わった後、家に一度帰り、また塾へ来て、5時から8時半近くまで脇目もふらずにワークをやり続け、その日のうちに(締切り内)学校に提出に行きました。
 滅多に生徒をほめない私も(小学生は別)、この時は「えらい、よくがんばった」と注釈なしでほめてあげました。ただし・・・

 「ふだんからきちんとコツコツやってれば、ここまで苦労しなくていいんだよね~」

と注意することは、怠りません。本人も途中から口調を合わせながら、「やっとけばいいんだよね~」などと言っていました。つまり、「わかってはいるけどなかなかやれない」のが多くの中学生の実情なのです。このことを理解しながら、生徒の指導には当たらなければなりません。

国語力に定評のある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎

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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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