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小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

書くこと、そして歌うこと

2011年9月13日 公開 / 2014年7月31日更新

コラムカテゴリ:スクール・習い事

 私が長く専門的に書いてきたのは、まず短歌です。十代のころから新聞歌壇に投稿を始め、大学卒業後は『歌人舎』『鳴風』『短歌人』(籍を置いた順)にあって、三十代半ばまで実作・批評に邁進しました。

 三十代半ばからは、表現したいものの質が変わってきたため、小説を中心にするようになりました。物書きとして、あるテーマについて存念を通すためには、そちらの方がより適切だと考えたためです。この段階までの作品は、単行本として刊行されています(言問学舎ホームページご参照)。

 しかしながら私にあっての身過ぎ世過ぎは、四十代の前半、ほぼ休筆の状態を私に強いました。いま経営しているこの言問学舎(とその前身)の経営に埋没せざるを得なかったためです。身過ぎ世過ぎという考え方に加え、「縁」というものの大切さを、重んじたためもあります。

 「休筆」から「復帰」を公にすることができたのも、「縁」あってのことでした。2000年に出版した『小説 碓氷峠』が、『ノスタルジックトレイン』編集長のお目にとまり、依頼をいただいて、小説『鉄の軋み』を執筆し、同誌に掲載していただいたのです。その前年から「復帰」作を書いてはいましたが、長いブランクのあと、書いたものがはっきり活字として書店に並ぶというのは、望外の恵みでした。

 最も早くからなじんだ形式である短歌には、なかなか戻れませんでしたが、今年から復帰しました。まだまだ「歌ごころ」乏しい中、それでも休まずに続けようと思うのは、「復帰」のきっかけになったのが、思いがけず早く『短歌人』の仲間を見送ったことだったからです。

 タイトルに、「書くこと」と「歌うこと」と書きましたが、短歌は「歌う」表現形式でもあります。そしていま一つ、私には、灰田勝彦先生、藤山一郎先生に代表される「昭和前期の格調高い流行歌を歌うこと」という目標があります。それらをこもごもまとめたのが、このコラムのタイトルです。「書くこと」に関しては、現在は言問学舎ホームページ内に「読み物のページ」を設けており、そこがリアルタイムの発表場所となっています。『旅と鉄道の譜(ただいま「さらば急行能登」を不定期連載中)』など、軽い読み物もありますので、ぜひお目通し下さい。

 YouTubeもあわせ、ひろくお目通しいただくことで、「国語の塾」として提唱している内容も、よりよくおわかりいただけることと思います。ひろく、多くの方と「ご縁」を結ぶことが、本サイトやホームページで言葉を発しながら、願っていることです。



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