双子なのに、同じものが嫌らしい

昌原貴弘

昌原貴弘

テーマ:小学校受験につながる知育

わが家には3人の娘がいます。下の2人は二卵性の双子です。

同じ家庭で育っていても、好きな食べ物も、興味を持つことも、休日にやりたいことも、それぞれ違います。

違うだけならまだしも、姉妹で同じものを好きになること自体を嫌がるくらいです。僕はその様子を見ているのが面白いのです。

ちなみに、学校も3人とも別々です。全員が小学校受験を経験し、それぞれ合格した学校に通っています。

どうして別々の学校に進むことになったのかは、また別の機会に書いてみようと思います。

姉妹は互いをよく見ている

子どもたちを見ていると、姉妹同士で、お互いのことをよく観察しているように感じます。

誰が何を好きなのか。どんなことが得意なのか。何に夢中になっているのか。

そして、不思議なことに、あえて同じ趣味を選ばないようにしているのではないかと思うことがあります。

反発しているのでしょうか。それとも、自分だけの好きなものを持ちたいのでしょうか。本当のところは、本人たちにしかわかりません。

ただ、僕には、子どもたちがそれぞれ自分の居場所や、自分らしさを探しているようにも見えます。

同じ家庭で育っていても、姉妹が互いに影響を受けながら、それぞれ違う方向へ進んでいく。親として、これほど興味深いことはありません。

双子でも、それぞれ違う

わが家の双子は顔もまったく似ていません。周囲から一組として見られることもなく、それぞれ違う一人の子どもです。

食べ物の好みが違えば、好きな活動も違う。一方が夢中になっていることに、もう一方はあまり関心を示さないこともあります。そして、同じものを勧められること自体を嫌がることさえあります。

僕は、それを無理に揃えようとは思いません。もちろん、家族で一緒に行動しなければならないこともありますし、何でも本人の希望どおりにできるわけではありません。

それでも、好きなものまで同じである必要はないと思っています。

教室でも子どもは一人ひとり違う

スクールでも、同じ年齢の子どもたちが、同じ課題に取り組んでいます。

同じ説明を聞き、同じ教材を使っていても、子どもによって反応は違います。すぐに取り組み始める子どももいれば、少し考えてから動く子どももいます。

友だちの意見を聞いて考えを変える子どももいれば、自分の考えを最後まで試そうとする子どももいます。

小学校受験の指導では、身につけなければならない力があります。指示を理解すること、自分で考えること、集団の中で行動すること。こうした力を育てるのが、僕たちの仕事です。

ただし、同じ力を身につけるために、すべての子どもが同じ道筋をたどる必要はありません。

それぞれの子どもが、どんなことに興味を持ち、何をきっかけに成長していくのか。その違いを見つけることも、指導の楽しさだと思っています。

どう育っていくのだろうか

親であれば、子どもにこう育ってほしいという願いがあると思います。僕にも、もちろんあります。

ただ、個性の異なる3人の娘たちを見ていると、親が希望する将来の姿に導ける自信なんてありません。

この子たちは、どんなふうに育っていくのかな。今はそんな気持ちで見ています。

姉妹なのに、こんなにも違う。双子なのに、同じものを好きになるのは嫌だという。

そんな姿を見るたびに、次はどんなことに興味を持つのだろうと楽しみになります。

「こう育ってほしい」と願うことも大切ですが、「この子はどう育っていくのだろう」と楽しみにする気持ちも、忘れずにいたいと思います。

子どもの成長は、大人が思い描いた答えを確かめることではなく、まだ知らない一人の人間を少しずつ知っていくことなのかもしれません。

しながわ・目黒こどもスクール|目黒校・茗荷谷校

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昌原貴弘
専門家

昌原貴弘(小学校受験教室の運営代表)

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

目黒校・茗荷谷校で小学校受験を指導。参観授業を通じて、お子さまへの声かけや家庭学習の進め方も伝えます。出版社での学校取材・編集経験を生かした受験情報と、自ら開発する教材で学びを支えます。

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