小学校受験の英語教育はどうしたらいいか?
小学校受験を検討しているご家庭の悩みのひとつ、習い事をどうするか。
「小学校受験に有利な習い事ってなんだろう?」
「あれもこれもと、たくさんの習い事を抱えてもパンクしそうだし…」
そんな声が聞かれます。
習い事には時間もお金もかかるので、選択と集中が欠かせません。今回は人気の高い習い事「ピアノ」と小学校受験について考えます。
親世代も習っていた習い事として昔も今も人気のピアノ
習い事として人気が高いのが音楽に関するものです。中でも昔から変わらぬ人気を誇っているのがピアノです。ピアノは親世代が子どもの頃に経験していることが多いため、子どもに習わせる動機として、少なからず影響しているかも知れません。
ただ、習い事に対しての意識は少し変化してきているようです。以前は学力の向上があくまで優先。学校で教えてもらえないスキルを身につけるために、ピアノを選択することが多かったようです。芸事として、教養のひとつとして、また将来的にも楽しめる趣味として、ピアノは有意義な習い事でした。
現在は、学校では不十分な点を補う形で習い事を選ぶ傾向が強いようです。実用性があるもの、いずれ何かで生かせるならばという声や、子どもが音楽好きだからピアノを選んだという声も耳にします。実用性という点でもう少し掘り下げると、昔と今で違うものと言えば「学習塾」の選択。ひと昔前ならば、塾は小学校高学年になってから通うものだと言われていましたが、最近の小学校低学年の習い事ランキングでもTOP5の常連になっています。通塾の目的としては、この段階から中学受験をするために塾通いをするというよりも、学習習慣を身に着けさせようと考えるご家庭が多いようです。実際に大手の中学受験塾のほとんどが小学1年生向けプログラムを実施しているばかりか、コロナ禍よりオンライン授業がスタンダードとなった現在では、通信教育カリキュラムも双方向で実施できるなど場所や時間を選ばずに受講が可能となりました。首都圏の大手塾では1年生からウエイティングとなっているケースもよく聞きます。
話を小学校受験に戻しますが、ピアノは音楽の基礎になる習い事です。実用性重視の習い事選択が多くなってきた現代でも変わらない人気があり、小学校受験を見据えた習い事としてピアノを選ぶ親御さんも多くいます。次回はその理由について考察していきましょう。