水泳は東大生60%が習っていた人気の習い事
水泳は受験対策というよりは体力と精神力の強化
人間の平均体温は36.5℃前後ですが、プールの水温は31℃前後に設定されています。プールに入ると自分の体温との差で冷たく感じますが、温度調整機能が働くことによって、体が寒さに強くなり、風邪をひきにくい丈夫な体を作ることができます。
陸上でのスポーツと比較した場合、スイミングの運動量は4〜10倍と言われています。しかし、水の浮力が働くので体重は10分の1に軽減されます。浮力を使いながら全身を動かすことにより、骨や関節、筋肉にかかる負担は非常に少なくなるので、水泳は成長期に適した安全な運動であると言えます。
また、息継ぎの限られたタイミングで深い呼吸を行うため、心肺機能の向上にもつながります。水中での運動はバランスをとるのが難しいため、バランス感覚や体幹が鍛えられます。そして、全身を使って運動するので基礎体力と心肺機能、持久力の向上が期待できます。小さいうちから取り組むことで、さらに効果が増すでしょう。
水泳は個人スポーツです。泳いでいる最中は誰とも話すことなく、ただただ自分と向き合います。水中で黙って闘い続けることで、精神的にも鍛錬されます。
泳ぐ時の水の感触や浮力は、脳内に神経伝達物質であるドーパミンやβエンドルフィン、セロトニンなどの分泌を促すので癒やしの効果も得られます。
健康な体づくり、体力づくり、精神面の強化という大きなメリットがあるのが水泳です。スイミングに通うことで、全身の筋肉、肺が鍛えられ、持久力を付けるなど、期待できることがたくさんあります。