知育を始める時期
「知育」とは計算や読み書きの学習だけを指すのではなく、感情や心の働きに関する力を育てることも含まれます。知育は特別に何かをする必要はなく、日常生活の遊びの中で、子どもの発達に合わせた環境を用意することで実践することができます。知育を幼児期に行うことで、その後の人生にいい影響があるという研究結果も報告されています。
知育とは?
知育とは知的な能力を育てる教育のことです。優しさを育てる教育を「徳育」、元気な体を育てる教育を「体育」と呼ぶのに対して、知的な能力全般を育てることを「知育」と呼びます。知育は計算や読み書きなど、テストで測ることができ、結果のわかりやすい学習のことだけを指すのではなく、社会性や粘り強さ、感情のコントロール力など、テストで測りにくい感情や心の働きに関する力を育てることも含まれます。幼児向けの玩具や教材、幼児教室に「知育」という言葉がよく使われるのは、幼児期が最も脳の発達が著しい時期だからです。脳は3歳までに8割程度、6歳までに9割が完成すると言われており、特に0~3歳は脳が活性化して発達する時期です。この時期に感情や心の働きに関する力が育つと言われています。そのため、この時期に知育をしておくことが大切なのです。
◆次回◆子どもは多くのことを五感を通じて学ぶ