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昌原貴弘

ICTを活用した小学校受験指導や最新の受験情報を発信

昌原貴弘(まさはらたかひろ) / 小学校受験教室の運営代表

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

コラム

小学校受験クリアに向けた、絵本の読み聞かせ

2022年2月11日

テーマ:小学校受験につながる知育

コラムカテゴリ:スクール・習い事


絵本の読み聞かせのスタートは、早ければ早いほど良いと言われています。実際に小学校受験に成功した家庭のほとんどで、赤ちゃんのうちから絵本の読み聞かせをしています。

3人の子どもがスタンフォード大学に進学した、アグネス・チャンさん(歌手・エッセイスト・教育学博士)の家庭では、子どもの首が据わる前から絵本の読み聞かせをしていたそうです。また、一般的に小学校受験合格を狙う家庭では「3歳までに1万冊」を目指して読み聞かせをしています。

絵本の読み聞かせにはたくさんのメリットがあり、小学校受験に効果的です。

【語彙が増える】
絵本を通じてたくさんの言葉に触れることで、子どもの語彙がどんどん増えます。絵本の中には、普段の会話ではなかなか出てこない言葉や表現がたくさんあります。家族やお友達とのおしゃべりや、テレビや動画を見ているだけでは学べない言葉も多いのです。

絵本の世界を楽しみながら、自然と語彙を増やしていくことができます。

【想像力を養う】
子どもは想像するのが大好きで、想像力も豊かです。絵本は、さらに想像力を伸ばしてくれます。

絵本の人物になりきって物語の世界を楽しむのはもちろんのこと、読み聞かせの後で「このあと、おじいさんとおばあさんはどうなると思う?」「もし〇〇ちゃんならどうする?」と会話をしながら、想像を楽しみ、広げていくことができます。

絵本の読み聞かせ後に子どもとお話の内容について語り合うことで、子どもは絵本から学んだ言葉を使って自分の考えを伝える練習もでき、成長がさらに促されます。

【道徳観が育つ】
絵本には、近年の創作絵本と昔話の2種類があります。とっつきやすい創作絵本に比べると昔話は少し難しく感じるかもしれませんが、たくさん読んでおきたいのは昔話です。

昔話には、格言や教訓となる内容が多く含まれています。物語の世界を楽しみながら「こういうことをしてはいけない」「もしこんな場面に遭遇したらこうするべき」という道徳を自然と学ぶことができます。

また、日本の昔話にはいろりやわらじ、手ぬぐいなど、現代の生活ではなかなか目にする機会のない日本独自のアイテムが登場します。お話の世界を楽しみつつ、文化や風習、行事も自然と学んでいけます。

【親子のコミュニケーションとして】
絵本の読み聞かせは、親子が交流する大切な時間でもあります。小学校受験が近づいてくると、しなくてはいけないことがたくさんあり、カリカリしてしまうこともあるでしょう。

しかし、絵本を読み聞かせて一緒に物語を楽しむ時間は、つかの間の癒やしにもなります。お父さん・お母さんが絵本を読んであげながら触れ合う時間は、子どもにとって大切な思い出になるはずです。

【読書が好きになる】
絵本を読む機会が多く、活字に触れながら「お話を楽しむ」習慣がある子どもは、自然と読書好きに成長していきます。

お話を読んで理解する力は「教科書を読んで理解する」「参考書を理解する」といった力にもなり、生涯を通じて子どもの学力を伸ばす強力な下地となります。

読書から学べることは無限で、時には人生の支えにもなります。読書を楽しめるということは、人生が豊かになるということ。絵本の読み聞かせは、小学校受験対策以上の意味を持ちます。小さなうちから繰り返し、絵本の読み聞かせをしてあげましょう。

この記事を書いたプロ

昌原貴弘

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