合格する子の行動

昌原貴弘

昌原貴弘

テーマ:小学校受験の基礎知識

合格する子の行動

合格する子の行動、落ちる子の特徴
小学校受験で合格する子というと、どんな行動ができる子どもを思い浮かべるでしょう。
・ルールや質問を正しく理解して素早く行動できる子
・リーダーシップを発揮できる子
・周囲をよく観察して協調して物事に取り組める子
・創意工夫をもって問題解決ができる子

受験対策をする家庭であれば羨むような目標ばかり並んでいると思いますが、上記のすべての基準を完全に満たす子どもは滅多にいません。そこはご安心いただいて良い点かと思います。では、どのような子どもが受かりやすいかというと「ルールの理解」「積極性」「協調性」など各項目の基本的なところが出来ていて、かつその子の性格にあった強みを発揮できる子どもです。短い試験時間の中で、各項目を完全にこなすのは至難の業ですが、しつけ・言葉遣い・表情・正しい受け答えなどがしっかりした子どもは、例え特別なことをさせなくても、立ち振る舞いからして判断ができます(自分から挨拶ができる、お話を聞くときは先生の目を見て動かないで聞けるなど)。ご家庭で指導できる項目も多いはずですから、普段の生活習慣が重要となります。集団テストは受験対策スクールでシミュレーションができます。場数を踏んで、フィードバックを受けていけば、集団テストがどのようなものなのか、どう振舞うべきなのかは理解していくことができます。また、その中で自分がどのような性格で、グループの中でどういう役割をこなしていくのが最適なのかを発見でき、それが本番でも発揮できる子が受かりやすいと言えます。

例えば、我の強い子であれば自分だけでやろうとしたときは戒め、その強さをリーダーシップの発揮に転換できた時は褒めるといった指導をする。おとなしくて心優しいタイプであれば、ルールを守らない子を諭したり、輪に入れない子を誘ったりする役割をさせることで、強みを発揮させるとよいでしょう。また国立小学校など、運動テストや工作などがある場合は、よほど運動神経や美的センスに自信がない限りは対策を練っておくことが必要です。筑波大学附属小学校で必ずといっていいほど課題として出される「くま歩き」などは、知らなければ赤ちゃんのハイハイのようになってしまうことも多いため、受験する学校に応じても対策をとっておく必要があります。

◆次回◆落ちる子どもの特徴

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

昌原貴弘
専門家

昌原貴弘(小学校受験教室の運営代表)

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

最先端の指導教材ICT教育を活用し、先進的な教育指導法を提案する小学校受験教室。代表自身が出版社で培った経験とデータをもとに父母へ受験情報を発信。時代と共に変わる小学校受験の指導教材も開発している。

昌原貴弘プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ICTを活用した小学校受験指導や最新の受験情報を発信

昌原貴弘プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼