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昌原貴弘

ICTを活用した小学校受験指導や最新の受験情報を発信

昌原貴弘(まさはらたかひろ) / 小学校受験教室の運営代表

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

コラム

共働き家庭は効率的に受験対策を進める傾向に

2019年8月26日

テーマ:小学校受験の基礎知識

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

共働き夫婦は効率的に受験対策を進める傾向に

共働き家庭は効率的に受験対策を進める傾向に
共働き家庭がどのように小学校受験準備をしていけばいいのかを説明します。「そもそも共働きで受験できるのか?」という疑問の声も聞こえてきそうですが、結論としては十分可能です。感覚値ではありますが、親御さんの5割程は共働き家庭です。スクールや受験対策の習い事は仕事の無い土曜日・日曜日の需要が高く、平日は帰宅後に自宅学習という生活パターンで過ごされています。共働き家庭の親御さんは、良くも悪くも小学校受験対策に費やせる時間や入ってくる情報が限定されているため、「あれもこれもやらなくては」という状態になりづらく、必要なことだけを効率的に集中して取り組まれる傾向があります。入れ込み過ぎないスタンスが却って高い学習効果を生み出していると言えます。費用も時間も最小限で合格されるお子さんは、共働き家庭であることが多いように思います。

家族の協力が不可欠

ただその反面、やはり平日にお子さんと一緒に勉強する時間が相対的に短くなる、休日がスクールや習い事で埋まってしまい家族で出かけづらい、といったデメリットもあります。とくに平日はお子さんも親御さんも、通園や仕事で疲れていることが多いので、精神的・体力的にも配慮しなければなりません。お母さんだけが、家事も送迎も自宅での教育もすべてこなすのはかなり大変なので、お父さんと交代で見る・家事を分担するなど、負担を夫婦間で分散させる工夫が必要です。親御さんのご両親、つまり祖父母が近くに住んでいる場合は、保育園の送迎や夕食の用意をお願いするなど、負担を減らせるサポート体制を作っていきましょう。また、休日がすべて受験対策のスケジュールになってしまうと、親子ともども心身ともに疲弊して受験をあきらめてしまうというケースもあります。土日のどちらかは予定を空けてお子さんと思いっきり遊んだり、話を聞いてあげるなどのガス抜きをしてメンタルケアをすることも大切です。

共働き家庭での小学校受験にはメリットもデメリットもありますが、お父さん、お母さんのどちらかが一人で対処していくのは至難の業です。仕事や家事、お子さんの勉強に費やす時間などを夫婦で考え、互いに協力し合いながら家族一丸となって小学校受験に臨みましょう。

◆次回◆小学校受験における親の関わり方

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