<医学部生へ> フューチャーマッピングのすすめ!

橋本将吉

橋本将吉

テーマ:医学部生へ

こんにちは。「医学生道場は何がしたいんですか?」と言われた橋本です。医学の面白さを伝える寺子屋をイメージして頂ければ、と思います。
先日、医学生道場の生徒さんから、「試験に向けて今から勉強したいのですが、どうにも集中できない」という御質問を頂きましたので、コラムを書きたいと思います。

ただ漫然とやっても……

三月に相談してくれた彼は、こんなことを言っていました。
「今から試験勉強をしたい」
「年度も環境も変わったし心機一転、試験前に焦りたくないから今のうちに……」
「そう思い立って今から教科書を開いたり、レジュメを読み返してみたり。でも、どうにもテレビが気になったり、ネットサーフィンやゲームの誘惑に負けてしまうんです……」

もちろん、三月という時期に遊ぶのが悪いとは言いません。ですが、だらだらと勉強しても効率が良いとは言えません。
彼に「なぜ集中力が続かないの?」という聞いたところ、「目標が遠すぎて見えないんです」と答えてくれました。

計画を立てよう!

すごく当たり前のことに聞こえますが、ここにも実はコツがあるんです。
コツを話す前に、計画を立てるとき、皆さんはどのようにしているか思い出してみてください。日割りで均等にノルマを決めて、毎日達成し続けますか?週や月ごとに目標を決めますか?
やり方はどんな形でも構いません。ただ、以下のことを覚えておくと、無理なく計画を立てることができます。

中間目標を設定する

ある意味当たり前に見えますね。ここで知っておいてほしいのは、「期日に近い側から目標を設定する」ことです。
「逆算思考法」と呼ぶこともあります。呼び方はともかく、つまりはこういうことです。

彼の独り言(本当にこの彼、独り言が多いんです。笑)を聞き取ると、こんな感じでした。
「試験の数日前は過去問で知識の整理や確認、それまでに試験範囲の教科書は目を通しておきたい。ではこの日までに○○ページまで……」

このように、まさに「期日に近い側から逆算して」設定することが大事です。
というのも、日付順に目標を立てると、「あれ? 期日前に終わらないぞ?」となることがあるからです。
考えてみればその通りですね。皆さんも無意識的にやっていることかもしれません。

アクシデントを想定する

なんじゃそりゃ? と思う人もいるかもしれません。でも、余裕のないカツカツの計画が失敗しやすいのは分かりやすいと思います。
先ほどの彼であれば、「試験前に風邪をひいて勉強できない!」という可能性などを考慮に入れてもらうようにました。
風邪をひいても試験は待ってくれません。風邪のせいで勉強が進まず、結果そのテストに落ちてしまえば、待っているのは再試験か留年かです……。

つまり、どうやればいいの?

このように思った人もいるでしょう。ここで、「フューチャーマッピング」という手法を紹介したいと思います。
これは、企業でも事業戦略を立てるのに用いられる手法なのですが、医学生の進級試験対策にも大いに活用できるので、ぜひお伝えしたいものです。

まず、横軸に時間、縦軸にその目標の達成度を置いたグラフを考えます。
そして、期日に目標の120%を達成するように、曲がりくねった曲線を描きます。作成例を参考にしてみてください。
ここで曲線なのは、先ほどのリスク(アクシデント)も視覚的にわかりやすくしてほしいからです。
120%達成を目安にするのは、アクシデントなど(風邪だけでなく、試験で失敗してしまうといったことも考えられます)によって目標が達成できないということを防ぎたいからです。
そして、グラフに日付とイベントを書き込みます。ここでいうイベントは、部活の試合や演奏会を含めた、日常生活での予定のことを考えてください。




この手法によるメリット

①計画を立てやすい!
なんといってもこれが一番でしょう。箇条書きでリストアップするよりも、図やグラフで視覚的に見た方が、分かりやすいからです。自分の頭の中をまとめてみると、実はどこが足りていないのか、などといったことも見えてきたりします。
②目標達成の「見える化」
計画を実行している段階でもメリットがあります。それは、先ほどの中間目標を達成した時に「自分がどれだけできたのか」ということが見やすくなることです。そのことが、モチベーションの維持や向上につながります。

今日のまとめ


いかがでしたでしょうか。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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