〈医学部生へ〉 留年してしまったことをプラスにするには?
こんにちは。生徒さんのお母さんからブドウをもらった橋本です。一日一粒ずつ冷蔵庫からつまんで食べています。朝から甘いものが毎日食べることができる幸せを知りました。
先日、とある医学部生のご家族さんから、「出席が足りない場合はどうしたらいいのでしょうか」という御質問を頂きましたので、コラムを書きたいと思います。少し長い話になります。
医学部の出席は厳しい現実
まずは前提として、医学部は他の大学に比べてなぜか本当に出席が厳しいです。よくあるパターンが、全科目3分の2出席で、足りなければ試験が受けられない、というものです。
「しまった!出席が足りない!」
「うわ、ギリギリだ!心配で勉強がはかどらない」
「やっべ、数回しかない実習おもいっきり休んじまった、、マジでガチ鬱、、」
出席が厳しい理由
では、なぜそこまで出席が重視されるのでしょうか。医学部生の間では、次のようなうわさが囁かれています。
「出席が足りないなら、やる気が感じられないから(都市伝説)」
「出席できない人は患者を診れないから(研究医の先生が言うことが多い)」
「出席なんて人間の常識(謎)」
どれも聞いたことがあるかもしれません。ですが、出席が厳しい本当の理由を知ると、出席が足りなかったときに対策できる可能性が見えてきます。
先生側の状況を考えてみる
先生側の状況を考えてみます。医学部の先生は、論文を検索したり、データをとったり、まとめたり、とにかく忙しいです。一人一人の生徒の顔と名前を、毎年楽しく憶える余裕はありませんので、簡単なふるい分けが必要になります。そこで次のような表が出てきます。
(研究室の秘書さんが作ることの多い)出席率の表です。これを元に教授会議でボーダーライン上の学生について話し合いが行われます。
教授様 「佐藤と小林はまた出席率が足りないのか?」
講師様 「そうですね。この間注意したんですが、結局は出席率が低いままですね」
教授様 「じゃあ留年だな。」
講師様 「そうですね。」
出席率は、ふるい分けをとても簡単にします。
そして、初めにもらうシラバスに、「出席が足りなければ試験が受けられない」と書いてあるので、どんなにその生徒と親御さんが駄々をこねても(訴えてきたとしても)、一言で突っぱねることができます。これが大人の世界です。大学としてはこんなに楽なことはありません。
授業態度が悪いから、とか、生徒の中で浮いているから、とか、人の判断が留年の評価基準に入ってくると、もめたときに面倒ですからね。そういう理由で出席率が重視されます。では、それを踏まえたうえで、対策について考えてみましょう。
出席が足りない場合の具体策
唯一の方法があります。それは「出席率で判断させない」ことです。自分という「人」で勝負していくということです。何もしなければ留年してしまいます。勝負というのは、「きちんとやる気がある姿を見せる」ということです。少し具体的に考えてみます。
研究室での先生との会話
初めまして。お忙しいところお時間を頂きありがとうございます。橋本将吉と申します。
早速ですが、大変申し訳ありません。出席が足りないことが分かりました。そもそも授業は100%出席するのが礼儀だと思うのですが、それが出来ませんでした。本当に申し訳ありません。それにはきちんとした理由があります。
ですが、どんなに言い訳をしても先生のお時間を使ってしまうだけですので、科目の勉強をしっかりして、もし試験を受けさせていただけるなら結果で見せたいと思います。しっかり勉強をしている姿は、これから残っている授業の態度、残る授業の出席率などを見ていただきいと思います。また、お手数をおかけしてしまうのですが、課題などを出していただけましたら、喜んでレポートにまとめて提出致します。
他に方法はないの?
ちょっとそういうのが苦手、という人もいます。実際の生徒さんに「それが出来たら苦労しないよ!」と泣かれたことがあります。その方法ですが、ここではご紹介できない内容ですいません。この方法がまかり通ってしまって、大学の先生に知られてしまうと、残念ながら使えなくなってしまいます。ちなみに、その生徒さんはうまくいって、今医学部で無事に三年生になっています。
今日のまとめ
いかがでしたでしょうか。
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