2011年 新年コラム 「情報遮断力 ―不思議と道が見えてくる―」
新年あけましておめでとうございます。
2013年は巳年です。
昔から、へびは財宝を蓄え守るといわれ、巳年は財運ととても関係が深い年です。ぜひ、皆様にとって実り多い、良き年になりますようお祈り申し上げます。
ところで、昨年の新年コラムで、『2012年をよい年にしましょう。でも、本当に2012年を「よい年」にしたいのなら、一年のはじまりに自分の心にしっかりと「今年、自分は何をしたいのか。何を目指すのか。どのようになりたいのか」を考え、その種をまき、「まいた種をいかに育てていくか」が、一年を有意義で「よい年」にするために、とても大切なこと』というお話しをさせていただきましたが、皆様、一年を終えてみて、いかがでしたでしょうか?
しっかりと「一年」の目的地を決めて、ところどころで現れた障害をはね除け、年の初めに「自分は2012年の終わりまでにこのような状態になっている」と心に定めた理想の自分(目的地)にたどり着けましたでしょうか?
現実には、年のはじめに「よし!今年はこれとこれをやるぞ!」と思って気合いを入れても、一年を通じてそのことを思い続け、実現に向け努力し続けることはなかなか大変なことです。
しかし、だからといって、種をまかなければ(心にしっかりとどのような自分になりたいのかを思わなければ)、花は咲きません(なりたい自分になれません)。
もしも、しっかりとした目的地を決めないまま、なんとなく一年という航海をスタートしてしまったのであれば、どこを目指しているのかがわからないまま航海しているようなものですので、まるで海に浮かぶ木片のように、右からきた小さな波で左に流され、左から大きな波がくれば簡単に右に流されてしまうものです。
不思議なもので、人の「思い」には「力」があり、繰り返し心の中で描いているとだんだん実現していく傾向があります。
もちろん、理想の状態になるまでの「思い」の力を実感していくには、ある程度の歳月が必要で、なかなか簡単に実現できるものではありません。
しかし、まずは、「思う」ことからはじまります。 数時間、数日、数週間、数ヶ月、数年と思い続けていると、徐々にですが実現していきます。
結局のところ、「自分とは、自分の考えているとおりの人間」であり、「思い」こそ、自分自身です。
昨年、きちんとご自分が定めた「目的地」までたどり着くことができた方も、到達できなくても「目的地近く」までは行くことが出来た方も、「方向はあっていて途中まで」はたどり着いた方も、全くたどり着けなかった方も、目的地がないまま一年を過ごしてしまった方も、2012年は幕を閉じ、
2013年が開幕しました。
ぜひ、2013年は、自分でしっかりと目的地を定め、それに向かって自分の力でつき進み、たとえ何が起きようとも、障害なぞ、はね飛ばし、「理想の状態」へ、たどり着けますように、頑張ってまいりましょう!
どうか、2013年は、年のはじめに「よき種」を心にしっかりとまき、育て、大きくきれいな「花」を咲かせましょう。
『どうぞ、今年も皆様にとって、素晴らしい、そして、実りある一年となりますように。』
今年も、不動産を通じて、一人でも多くの方を幸せにすることが出来ますように、
たくさんの笑顔と出会えますよう、努力を惜しまず頑張っていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2013年 元旦
不動産コンサルタント 後藤 一仁