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豊田朋子

子どもたちの「自己発信力」を引き出す英語スクールの経営者

豊田朋子(とよだともこ) / 英語講師

株式会社ダイバース・キッズ / Global kids英語会

コラム

昭和と令和のイジメの違いは?世界初のAI規制法を英語で理解する

2024年6月2日

テーマ:今週の授業(Global youth)

コラムカテゴリ:スクール・習い事

AIがイジメに悪用される時代が来た

 
 イジメはいつの時代もある。ある意味残酷な子どもの世界から、イジメを完全に排除することは不可能といえる。
 パワハラ、セクハラという概念すらなく、人権意識が現在よりずっと低かった、私の子ども時代、昭和のイジメもひどいものだったが、ネットありきの令和のイジメは、その質がこれまでのイジメと根本的に異なるといえる。
 先日、アメリカで、ある少年が同じクラスの女の子の顔の画像にAIを駆使して、その子の裸の姿をリアルに生成し、投稿した事件があった。
 似たような事件は、世界中で頻発している。
 ネット上のイジメ、cyberbullyingは、digital footprint(ネット上での痕跡)として永遠に残り、公に晒され続けるのだ。
 それは、世界的に今、若者の自殺の原因の大きな一要因となっている。
 なので、先月、世界初のAI規制法がEUで成立したことは、これからを生きる次世代が注目すべきで、今週はそれに関する英文記事を英語でしかと理解したい。↓

The European Union’s AI Act imposes strict transparency obligations on high-risk AI systems while such requirements for general-purpose AI models will be lighter.

国際社会の文脈を日本語だけでなく英語で捉えよ

 毎週、レッスン課題を伝える際に下記の文言を加えている。

私たちは今、グローバルな時代を生きています。
世界の動きは、皆さんの日常、そして未来に大きな影響が及ぼします。
今年も世界の動きを感じ、意識し、それぞれの考えを英語でシェアしていきましょう!


 日本の受験にしか役に立たない、つまらん受験英語の問題集などやっている場合ではない。
そんなもの、窓から投げ捨ててしまえば良い。
 それよりも、この世界の激しい変化を、国際社会の文脈を日本語だけでなく英語で捉えよ。
 生き延びるために。




 

 

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