ストレスゼロ!片づかないを解決する3つのコツ
きれい収納コンサルの高橋和子です。
皆さんは、高級ブランドのコーヒーカップを
日常的に使う派ですか?
先日、講座の受講生さんからこんなお話を伺いました。
受講生のAさんは、高級ブランドの陶器が好きで、
コーヒーカップをコレクションしていたそうです。
ある時、事情があって大きな家から小さな家に越す事に。
コレクションしていた、コーヒーカップは、一度も使った事がなく
大事に箱に仕舞って保管していたそうです。
小さくなった家では、保管することもムリなので、お世話になった
友人お一人お一人にカップを差し上げました。
親友に、一番お気に入りのカップを上げた時に、
そのご友人が「私はこのカップをしまっておかないで、使うよ」
「このカップの最初のお客様はあなたです」と言って
差し上げたばかりの素敵なカップでコーヒーを淹れてくれました。
その時に、Aさんは「ああ。こうやってお気に入りのカップを
使って楽しむ事ができるんだ」と気づいたそうです。
高いモノ=壊れてはいけない=しまっておく
と言う固定観念に捉われていたのです。
意外と人間て融通がきかない生き物で、やり方は
一つではナイと言う事に気が付かないものです。
モノは使われることによって、初めて意味を持ちます。
上質なコーヒーカップは、くちびるに当たる部分の
厚みといい、全体の重みといい、コーヒーを美味しく
頂けるように計算されています。
上質なモノに触れるという行為が、五感を磨く
ということに繋がるのです。
Aさんはご友人の愛情に、泣きながら、コーヒーを
飲んだそうです。
手放した、コーヒーカップたちにも愛着があり、
残念に思っていたと仰っていました。
Aさんのことを思うご友人の温かな心遣いで、執着という
一番やっかいなものを手放すことが出来たのでしょう。
そして、使うという事の意味も…。
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