食事を早く美しくいただくための秘訣
西洋料理や日本料理のマナーに比べると、細かいマナーが無い中国料理。
円卓を囲んで和気藹々と食べる料理は楽しいですね。
角のない円卓を囲むと、同席している皆さんのお顔が見えます。
どなたともお話が通じやすいって、円卓の魅力の一つです。
日本に住む私達にとって、中国料理は大変身近な料理。
中国は広くて大きな国ですので食文化がとっても豊かです。
日本では四大中国料理として、北京料理・上海料理・広東料理・四川料理が有名ですね。
この料理の違いをご存知でしょうか?
中国の首都、寒い土地で生まれた北京料理。
海の幸たっぷりな上海料理。
食は広州にありと言われる、バラエティーに富んだ広東料理。
そして、辛くて刺激的な四川料理。
全て料理は、気候風土や歴史背景、地理条件、そして国民性などの条件が重ね合わさり生まれます。
そう思うと、その国の食事を楽しむことは文化を知る第一歩でしょうね。
古来より日本は中国から沢山の影響を受けてきました。
「目上の方を敬う」という姿勢も中国人が大切にしている一つです。
食事の席でも、相手への敬いを「かたち」として表現していることが垣間見られます。
一つ例を挙げると、祝杯のマナーがあります。
「乾杯!」は日本に住む私達にとっても、お祝いのお席では欠かせない言葉ですね?
中国では「干杯」と書きます。
この字を紐解くと、「杯(さかずき)が乾いている=杯を飲み干す」ということ。
おめでたいお席で杯を酌み交わす時、杯を飲み干して空になった杯を見せる。
飲み干すことで敬意を表すのです。これが中国式の祝杯のマナーとされています。
想像するとちょっと大変な世界です…。
日本に住む私達が中国料理をいただく時に、ここまでしたら倒れてしまいますが。
(実際に昔、中国の方の集まりに参加した私は乾杯マナーを知らず、大変な目に合うとことでした。
飲めない時はハッキリ飲めない、と伝えます。そうしないとどんどん注がれ、飲み干さなくてはならないのです。)
もちろん、杯は必ず目上の方より低くします。これは日本と一緒ですね。
ちょっぴり極端な例を挙げてしまいましたが・・・
相手の国を知る、人を知ることは、敬意を表すことから始まります。
そして、マナーや作法は敬意を伝えるために大切です。
サロン・ド・エサンシエルでは、中国料理店で食事をしながらマナーを学んでいただくレッスンを開催します。
食文化・食事マナーを通して中国を覗いてみませんか?
【日時】平成29年10月28日(土)12時~14時頃終了予定
【場所】お申し込み時にご案内(銀座の高級中国料理店です)
【定員】6名様 ※男女問わずお申込みいただけます
【レッスン代】21,600円(食事代・レッスン代・乾杯のお酒1杯付)
【レッスン内容】
・中国料理の特徴(四大中国料理について)
・円卓の席次と円卓の使い方
・中国料理のテーブルセッティングとは?
・れんげの美しい持ち方と器の扱い方
・料理の取り分け方と各種料理のいただき方
・祝杯のマナー
・お茶のいただき方 他
お問合せ・お申し込みは下記よりお待ちしております。
※お問合せ種類は「アドバンスマナー」を選択。
※お問い合わせ内容に「10/28中国料理会食実践レッスン」と明記下さいませ。
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