オンライン学習サイトUdemyにて「まずは知っておきたい和食の基本マナー」講座を公開しました
暑い毎日、冷たい飲み物が美味しいですね。
訪問先で、アイスコーヒーやジュースなどが出されるととてもありがたく感じます。
ところで、出して頂いたお茶などの飲み物をいつも召し上がってますか?
「訪問先で出された飲み物をいただくタイミングが難しくて。」
「いただいて良いか不安になります。どうしたらいいですか?」と質問いただく事があります。
皆様はどのようにされているでしょうか。
お茶はもてなしの心。いただかないのは返って失礼です
遠慮して飲まずに帰ってしまう、と言う方。
お出しした側、つまりもてなす側の立場になると、とてもがっかりされると思いませんか?
もてなす側は寒い中や暑い中お越し下さる方へ、何をお出ししようかな?と考えて準備をします。
ですから遠慮などせずに、出されたらありがたく直ぐにいただくのが一番です。
「ありがとうございます。早速いただきます」などと一言添えていただきましょう。
この一言で、もてなす側に「感謝の気持ち」が伝わります。
もてなす側はお客様に召し上がっていただきやすいよう言葉をかけて「勧め上手」に
訪問する側は不安と緊張で一杯、という事も多いものです。
緊張をほぐすためにも、もてなす側が「どうぞ召し上がって下さい」などと口を付けやすいよう言葉がけを是非して下さい。
時にはお客様に勧めながら自らも飲み物を手に取ると、訪問側も安心して口を付けやすくなるでしょう。
こうして一杯のお茶で言葉を交わし、心が開かれることで良い時間をスタートできます。
お茶と一緒にお菓子が添えられている時にも、遠慮せずいただきます。
甘いお菓子があると、お茶やコーヒーなどの美味しさがより引き立ちますね!
ありがたく、できる限りいただくようにします。
もてなす側も「どうぞお菓子も召し上がって下さい。」と声をかけ「勧め上手」になりませんか?
お互いに気持ちの良い気分を感じ合えることで次に繋がる
面談の時間が終わりに近づいたら、最後に残っているお茶を丁寧に飲み干します。
「ごちそうさまでした。とても美味しかったです。」などと伝えましょう。
受け取った心に対して、喜びを言葉に表して伝えられることがマナーです。
お茶や飲み物は喉を潤すだけのものではなく、人との間を取り持つ大切な小道具でもあります。
どんなシーンでも「名脇役」があってこそ、主役は引き立ちます。
今の暑い時期、カランカラ~ン♪と氷の音を鳴らしながらお客様にお出しする、と言う演出はいかがでしょう?
耳から涼を感じ、フッとリラックスいただけるかもしれません。
一杯のお茶・飲み物を通して、相手への喜びや感謝の表現方法は沢山ありそうですね!
お互いの気持ちをありがたく受け取りながら、充実した一時が過ごせますように。