訴訟とは、前例なきものからスタンダードを作ること

深山州

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こんにちは、マンション管理士の深山です。


 先日、東京高等裁判所へ行ってきました。
とあるマンション管理組合が、ある案件をめぐり企業と係争中であり、高裁判決前の最終弁論でした。

 詳しくは話せませんが、一般的な「管理費滞納・未納」のようなレベルではなく、
今後のマンション管理に影響を与える可能性がある案件だけに、大変勉強になり、貴重な体験でした。

 双方の主張が出尽くしたところで弁論は終了し、後日判決が下されます。
できれば裁判はしたくありませんが、正義のために貫き通さなければならないときもあり、
今回の原告(控訴人)である管理組合はそれを実践しています。

 マンション管理に関する裁判事例は年々増えています。
マンションの増加とともに「まあまあ、」といった旧来の日本のムラ社会のコミュニティが
失われつつあることが原因と考えられます。

 マンション管理に関する裁判事例が増えることで、当事者としてはつらいでしょうが、
マンション管理組合の運営そのものが成熟し業界発展に貢献する、という見方もできます。

すべてのことには必ず裏と表があるのですね。


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深山州(マンション管理士)

株式会社メルすみごこち事務所/株式会社クローバーコミュニティ

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