(BSテレ東)日経モーニングプラスの取材を受けました
マンション管理組合の執行部、理事会のメンバーは、そのほとんどが男性主体で、男性のみというところも多い中、コンサル先のある管理組合で、理事会メンバーが「全員女性、しかも主婦」というところがありました。
通常、マンション購入者(お部屋の名義人)が組合員として、理事の資格が生まれますので、
女性が単独でマンションを所有しているか、夫婦で所有し共有名義になっているか、ご主人(名義人)の代理として参加していただいているのか、、、になります。
法律的なことはさておき、
マンション理事会は男性主体であるところがほとんどなので、女性主体のコミュニティを非常に興味深く体験させていただきました。
私が感じた「女性主体の理事会」の傾向は、、、
1)とにかく皆さん明るく、会話が弾む。
2)話がよく脱線する。
3)議題が熱くなるのは「生活に密着したもの」や「感覚的なもの」が多い。
4)皆さん積極的で、意見が次々と出てくる。(遠慮する人は少ない)
5)反面、いわゆる「話のまとめ役」がなく、結論を出すのに時間がかかる。
6)ルール(規約や法律)についての重要性の理解が若干弱い(その分発想が柔軟、ともいえます)。
7)建物や設備、数字に弱い方が圧倒的に多い。
女性(特に主婦)主体の場合、(会話と言う意味での)コミュニケーションはうまく取れる反面、一度もつれると感情的な対立に発展する可能性がやや高いと感じます。
女性中心のマンション理事会では、マンション管理士の仕事は専門知識の提供にプラス、話のまとめ役(話の交通整理。ファシリテーター)に比重を置くと支援のバランスがよいかもしれません。
《管理組合の良し悪しが住み心地と不動産価値に影響を与える時代を創る》
マンション管理コンサルタント メルすみごこち事務所