(BSテレ東)日経モーニングプラスの取材を受けました
近い将来のビジネス化に向けて、現在試行で取り組んでいるサービスとして、
「中古マンション購入検討者向け、管理面調査」
があります。
先日も知り合いの知人である若夫婦から、
「マンション購入候補の3つのマンションについて、
管理運営と長期修繕の点から見比べてほしい」
とのご依頼をいただきました。
神奈川県横浜市内の中古マンションを終の棲家として検討しており、
・実際に住んでからの建物維持・修繕の予定はどうなっているのか?
・管理組合の運営は問題ないか?
といった観点でどのマンションが一番良いか見てほしい、というものでした。
それぞれのマンションから、長期修繕(積立金)計画や直近で開催された総会議案書等を
取り寄せてもらい、書類調査。
その結果、候補に挙がった3つのマンションのうち、
もっとも築年数の経過していたマンションを「管理運営・長期修繕」の面から
強くおすすめしました。
お客様はびっくりされていましたが、結局おすすめ通りのマンションを購入されました。
このお客様のように、「買ったとき」でなく「住んでから」をイメージして、
将来にわたり安心して快適に生活できるかどうかを見る人と会ったときに、
「マンションは管理組合を買え」
という言葉を実感します。
建物の維持・メンテナンスについては、多くの方、特に初めてマンションを買う方にとっては興味の範囲外であり、
「管理会社へ管理費を払っているのだから直してくれるだろう」
「頑丈なコンクリートでできていて大手不動産会社が建てるのだから安心」
と、根拠なき信頼を寄せています。
実際はきちんと点検・メンテナンス・修繕工事をして、またそれができる土壌(住民間の合意形成・コミュニティ)があって、初めて長期間にわたる安心を買うことができるのです。
建物も人間の体も同じです。
そんな簡単な事に気づけば、マンションを買うときの注意点の見え方が変わってくるでしょう。
今後このようなお客様が増えていけば、マンション管理運営に対する世の中の関心が高まり、見た目ではない「本当に良いマンション」「悪いマンション」の区別がついてくるでしょう。
《管理組合の良し悪しが住み心地と不動産価値に影響を与える時代を創る》