2025年の終わりに振り返るー断捨離で手放してきたもの・受け取ったもの

2025年、いよいよ大晦日を迎えました。
一年の節目にあたり、断捨離をお伝えする立場として、
私自身がこの一年、何を手放し、何を得てきたのかを
整理してみたいと思います。


断捨離は単なる片づけや整理整頓の技術ではありません。
それは、限られた時間・空間・エネルギーを、
どこに使うのかを選び直す思考法です。
この一年、そのことを実感する出来事がいくつかありました。

「中断」も失敗ではないという選択

今年、新たにウクレレを始めました。
ところが季節が進み、寒くなるにつれて、
自然と距離が生まれました。

以前の私であれば、
「続かなかった」
「成果にならなかった」
と、自分を評価していたかもしれません。

けれど今は違います。
一時的に距離を置くことも、立派な選択だと捉えています。

断捨離では
「続けるか、やめるか」という二択ではなく、
今は持たない、今は置いておく、
という判断も許容します。
完璧主義、完全主義の断捨離です。

これは仕事においても同じといえるでしょう。
すべてを同時に抱え込まない。
今のフェーズに合わないものは、一度脇に置く。

その判断が、次の余白を生み、
結果として流れを整えていきます。

「管理」ではなく「信頼」に切り替えた関わり方

もうひとつは、競馬を通して得た学びです。
息子が競馬をきっかけに、データ分析の面白さに目覚めました。

ここで私が選んだのは、指示や管理ではなく、
「好奇心を持って信頼して見守る」という姿勢でした。

結果として、
私自身も教えてもらいながら競馬の奥深さを知り、
新潟、東京・府中、中山と競馬場に足を運ぶことに。
今や推し活です。

これは子育てに限らず、
部下やチームとの関係にも通じます。

コントロールを手放したとき、
相手の力が自然と立ち上がる。
結果お互いの関係も良くなる。

断捨離は、
「抱えすぎない」
「関与しすぎない」
という関係性の整理でもあると改めて感じました。

手放したからこそ、見えてきた判断軸

この一年を振り返って思うのは、
何かを大きく得ようとした年ではなく、
余分な力みを手放した年だったということです。

・すぐに成果を出そうとしない
・すべてを上手くしようとしない
・正解を急がない

その結果、
自分にとって本当に必要な選択が
以前よりも見えやすくなりました。

断捨離は、モノを減らすことがゴールではありません。
断捨離のプロセスにおいて、
判断を先送りせず、
決断の質を高め、
人生、人間関係の流れを整えていくこと。

一年の終わりに、
ご自身が今年「抱えすぎていたものは？」
静かに振り返ってみてはいかがでしょうか。


本年もお読みいただき、有難うございました。
2026年が、より軽やかに、
本来の力を発揮できる一年となりますように。



「断捨離をやってみたけれど、なかなか捨てられない」
「モノの扱いがよくわからない」
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