仕事ができる優秀な先輩・後輩・同期と比べられて不安を感じる。
仕事上の一度のミスをきっかけに失敗したことばかりにとらわれ、精神状態を立て直すのが難しくなってしまった、という方はいらっしゃいませんか?
失敗による焦り、そして自信喪失からさらなるミスをおかしてしまうなど、冷静に対処できない自分に苦しんだ経験はありませんか?
ミスは誰にでもあるのに…パニック状態がまねく負の連鎖
人は誰でも、いろいろな失敗を繰り返しながら暮らしているものです。なんのミスもおかしたことがない人はいないはずです。
ビジネスシーンでも、痛い経験から学ぶべき事柄があります。
自分が気づいていないミスを指摘された場合でも、「今日の失敗はここが足りていなくて起きたのか」という反省に変えて前向きになれたら、すばらしいセルフコントロールと言えるでしょう。
一方、ミスの指摘を悲観的に捉え、不安や恐怖が強くなりパニック状態に陥ってしまうケースもあるかと思います。
私たちのまわりには、自信を失ってしまうような場面がたくさん存在しているので、このような心理状態になってしまうのは仕方のないことだと思います。
でも、ひとつの指摘からなぜこんなにも感情が揺らいでしまうのか?
なぜ、ミスに過剰反応してしまうのか?
動揺が大きくなり、さらなる負の連鎖が起きるのはなぜなのか?
考えてみましょう。
パニックに陥ってしまうときの心理
心の状態が、仕事の効率に影響を与えると言っても過言ではないでしょう。
たとえば「完璧でなければならない」と常々思っていると、小さな失敗をきっかけにマイナスの感情を抱いてしまい、思うように仕事ができなくなる危うさを抱えてしまいがちです。
一度のミスで、「私はダメな人間なのか」「またミスしてしまうかも知れない」と、自分を責める問いかけが心の中で繰り返されるのはとても辛いことです。
さらには「今度失敗したらどうしよう」と、不安や恐怖で心がいっぱいになり、ますます空回りしてしまうとしたら…。
「みんなの期待に応えて一生懸命頑張らなければ何の役にも立てない」など、ミスをしたことを必要以上に大きなこととして捉えているとしたら…。
もしかして「失敗は悪いことだ」という考えを、幼い頃に強く植え付けられているかもしれません。
親から受けた強迫的な概念は、大人になっても残ります。ミスをしたことで人格否定された残像が、その時の状況や心境に近い状態に直面すると表れてしまうことがあります。
ほかにも、パニックになった時に親に助けてもらえなかった記憶や、親に守ってもらえず心の安心が得られなかったことによるトラウマも見受けられます。
精神不安を解消するための考え方や対処法
仕事でミスをしたという現実を、ストレスに変えないようにするための秘訣。それは自分でコントロールできるようになることです。
物事を「良いことと悪いこと」の2極で判断しないように、多様性を持って見つめてみましょう。人の心は厄介なようで便利なもの。ミスひとつを取っても見方を変えるだけで客観視できたり、意識すれば視線のジャンプもはかれるようになります。
そもそも人はミスをする生き物であり、どんなミスでも必ず取り返せるということ。それで人生が終わるわけではないと、俯瞰で物事を見れるようになれば心の重りが少し軽くなってくるのではないでしょうか。
ミスが些細なものか、致命的なものであるのか、現在の状況を的確に把握し、手に負えない場合は人に頼ることにも柔軟になりましょう。
ミスの原因を追求するより、そこから生じる影響や問題点を分析して対策を考えることが先決です。恐れずに現状を受け止め、まわりの人に協力をお願いしてみましょう。
ゆっくりと深呼吸をして心の中の不安を吐きだしてみましょう
また、ゆったりとした深い呼吸をすることで、焦りや恐れといった神経の興奮状態を緩和できるのをご存知ですか?
雑念や不安を呼吸と一緒に吐き出すようなイメージです。深呼吸によって息を整え、気持ちを落ち着かせる習慣を身につけましょう。
失敗したからといって、いきなり信頼が失われることはありません。むしろその状況にどう向き合ったかによって、信頼感がアップすることもあります。
良い仕事を行うには、前向きな心の状態を保つことが大切です。
自分の心のクセやしくみを知り、頑張り過ぎない自分を大切に労わってあげましょう。
トラウマがあるのならそれを解消するお手伝いをいたしますので、ひとりで悩まずにまずはご相談ください。
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