「ケアレスミスが多い」という指摘で、学力は本当に伸びるのか
「うちの子は人見知りなんです」
保護者面談でよく聞く言葉です。
しかし、その直後に学校の先生から「えっ?クラスではいつも中心ですよ」と言われて驚く保護者は少なくありません。
親は誰よりも長く子どもと一緒にいます。
だからこそ、「うちの子はこういう子」というイメージを持っています。
もちろんそれは間違いではありません。
ただ、それはあくまで“家庭で見せている子どもの姿”なのです。
実は子どもにはたくさんの顔があります。
学校ではリーダー。
友達の前ではお笑い担当。
部活では努力家。
塾では質問をたくさんする積極派。
ところが家に帰ると無口になる。
そんなことは珍しくありません。
昨今では「〇〇キャラ」という言葉がよく使われます。
いじられキャラ。
愛されキャラ。
おばかキャラ。
しっかり者キャラ。
ムードメーカー。
天然キャラ。
挙げればきりがありません。
人は相手や環境によって、自分の見せ方を変えています。それは大人も同じです。
職場での自分と、友人の前での自分と、家庭での自分は少しずつ違うはずです。
子どももまた、その場その場で役割を持ちながら生きています。
だから私は保護者面談で、「家ではどうですか?」だけでなく、
「学校ではどうですか?」「友達とはどんな関係ですか?」という話をよく聞きます。
なぜなら、子どもを理解するためには、一つの場所だけでは足りないからです。
時には、家では反抗的なのに学校では優等生。
家では甘えん坊なのに塾では面倒見が良い。
そんな意外な一面が見えてくることもあります。
子どもを理解するとは、一つの顔を見ることではありません。
たくさんの顔を知ろうとすることです。
もし最近、「うちの子はこういう子だから」と思うことが増えたなら、少しだけ視点を広げてみてください。
もしかするとそこには、まだ親も知らない素敵な我が子がいるかもしれません。


