こんな痛みは温めたらアカン!

大畠将司

大畠将司

テーマ:症状の原因を考える

痛みが起こると、ほとんどの方が温めますよね。
これって、間違っている場合があります。
代表的なのが、何かの動作中に突発的に起こったギックリ腰。
先日、このような患者さまが来られました。

70歳代の男性
植木鉢を持ち上げようとした拍子にギックリ腰を起してしまいました。
元々が慢性の腰痛持ちで、「いつも風呂で温めたら楽になる」と、その夜もシッカリと温めたそうです。
入浴直後は楽な感じだったのですが、時間とともに痛みが強くなってきて、夜中にはズキズキ痛むようにもなってしまいました。

治療は、負傷部に【気】を入れて除痛を図り、その後負傷部をアイシングしようとすると、「先生、冷やしたらもっと痛くならへんで?」
どうやら、いつもの慢性腰痛とこの度のギックリ腰を、同じもののように思い違いをしているようです。

「今この腰は、ギックリ腰という負傷によって急性の炎症が起こっています。その急性炎症が強い痛みを引き起こしているので、急性炎症を軽減させなければなりません。そのためにシッカリと冷やす必要があります。」
「は~、そうですか・・・」と、イマイチ納得していない様子でしたが、アイシングを行いました。

約10分後、除痛とアイシングの効果が相まって、痛みはイッキに激減。
ズキズキ痛はゼロで、動作痛もほとんど無し。

「ワシ、間違った事しとったんやな~」と分かった患者さま。
急性炎症は通常、負傷後2日くらいは持続するので、家に帰ってからも自分でアイシングをやってもらうように指導。
入浴は、シャワー程度にしてもらって、温もらないように指導。
飲酒はダメ
翌日の受診時には、急性炎症も治まり、除痛も更に進み、綺麗さっぱりと治癒しました。

このように、負傷後間もないギックリ腰は、温めちゃダメ!
アイシングをしっかりやりましょう。

大畠整骨院ホームページ [http://www.oohata-seikotsu.jp/]

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大畠将司
専門家

大畠将司(柔道整復師)

大畠整骨院

昭和55年、20歳で整体の道に進み、すでに施術歴43年が過ぎました。肩こり専門に、これだけの経験がある者はそうはいないでしょう。圧倒的な経験に基づく熟練の技で、あなたの肩首をリフレッシュします。

大畠将司プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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