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不動産は道路付けが重要です。

2015年6月22日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:不動産売買

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 都市計画

不動産の売却査定をインターネット経由でいただく事が以前より多くなりましたが
相談事例で多いのが築40年以上の古い物件などです。

土地も15坪とか20坪で前面道路が2mくらいしかないものなど・・・

古い物件は道路が4m無いものも結構あります。

都市計画区域内では建築基準法で幅員4m以上の道路に2m以上面してなければ
建築が認められません。

昔、車がまだ少ない時代には狭い道路も多くありました。
建築基準法が出来たのは昭和25年11月です。
建築基準法施行日以前からあった狭い道路などは
「法42条2項道路」または「2項道路」、または「みなし道路」といわれます。(「法42条2項道路」の「法」とは、建築基準法のことです。)
このような道路に接していて昔から建築されていたものは建て替え時には道路の中心から水平距離で2m引いたところからでないと再建築は認められません。

これをセットバックと言います。

古家でセットバックが必要なものは多くみられますが、
再建築時に道路にとられて敷地面積は小さくなり不動産の価値は下がっていきます。

また、そのような道路に接する物件は全ての近隣の方がセットバックしないと最終的に
4m道路にはなりません。

いつになるかはわからないんですね。

しかも、20坪以下なの土地でセットバックしたら恐ろしく狭くなります。

徳島ではなかなか売りづらい土地になる場合が多いです。




写真の道路は幅が約2m、しかも舗装されてない私道だと思います。

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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