浜松の司法書士が紹介したくなる鹿児島の「誇り高き職人集団」
今日は、ある忘年会の席で隣に座らしていただくことになった素敵な社長とその会社をご紹介します。
その会社とは、株式会社鈴三材木店さん。
その社長とは、二代目の鈴木諭社長です。
宴会が始まる前、隣に座られた鈴木社長はあまりお話をされませんでした。少し緊張した様子。その理由がまもなく判明することとなります。乾杯のご挨拶をされたのです。
びっくりしたのは、どう見ても30代の若い社長さんが、会場全体を惹き付ける圧巻のご挨拶をされたことです。
鈴木社長が席に戻るやいなや、「社長、感動しました」とお声がけをしました。
そこから、私と鈴木社長のお話がはじまります。
お話が進むにつれ、圧巻の挨拶の背景を知ることとなります。
まさに、30代にして先代から理想的な会社の引継ぎをされた方だったのです。
最初に出てきた言葉が、「父が創ってくださった会社、父が創ってくださった現場引き継ぐことができました」です。
ここからして、何かが違います。
鈴木社長のお話が続きます。「この会社に入る前に、東京で修行をさせていただきました」
(はい、出ました! 理想の会社の共通項。後継者を他の会社で修行させる。)
「そこの社長さんも二代目で、次のことを教えてくださったのです」
「いいか、後継者が歓迎されるとは思うな。誰も自分のことを歓迎していないと思え」
「ゆめゆめ入った1年目から改革などと考えるな」
「言いたいことがあっても1年我慢しろ」
「言いたいことがあったら、ひたすらメモをしておけ」
鈴木社長はそれを忠実に守ったのです。
「いい会社」には共通点があります。社長が謙虚に学び続けています。
鈴木社長曰く「一生、勉強だと思っています。あのイチローも世界一になっても学び続けています」
まだ続きます。「息子には役割があると思うのです。親が創ってくださった会社をほめること。親が創ってくださった現場をほめること。そうすれば、親は気持ちよく、事業を承継してくださいます」
ここに、30代で事業承継をされた社長の背景があったのです。
そして、「会社を自分の夢にする」ために理念の構築を実施されました。
「私たちは、お客様の笑顔と感動を生きがいとし、建築産業を通じて、すべての人々の健康と幸せな暮らしに貢献する企業を目指します」
社長になられて8年、鈴木社長の「いい会社」への挑戦が続きます。
傍らには、それを支える有能な幹部社員さんが座っていました。