浜松の司法書士が紹介したくなる「浜松の事業永続研究会」
事業承継のご相談で、よくこんな言葉を耳にします。
「息子が自分の言うことを聞かない。
これでは任せられない。」
一方で、
「親父がいつまでも口を出してくる。
株式を譲ってくれない。」
親子だから、本音で言い合える部分他人以上に依存し合ってしまっている部分
いろいろあると思います。
そこで、私がお勧めしたいのが・・
まずは、創業者の方へ。
自分が創り上げてきたものを「言葉」にしてください。
ノウハウ、お客様、従業員、資産・・・
特に、何を考え、何を行ってきたのかをしっかりと言葉に残してください。
「ひたすら目の前の仕事を一生懸命こなしてきた。
戦略なんて考えなかった。」でもいいんです。
その姿勢や大切にしてきたものを言葉にして次の世代に引き継いでください。
そして、承継者の方へ。
もしかしたら、借金等の負の財産を引き継いでしまっているかもしれません。
目先の数字で判断しないでください。
一番大切なものを引き継いだはずです。
創業者の思いで繋がっている「お客様」です。
「従業員」です。「人」です。
その凄さを感じることができないのなら、事業なんて引き継がないでください。
自分で商売を始めてください。
そこで学んでください。
「人」の大切さ、人との「繋がり」を創る大変さを。
そこに感謝できたとき、自然と事業は譲渡されると思っています。