
こんにちは。
薫風堂の下坪です。
薫風堂では、アロマセラピーとメンタル・カウンセリングを活用した「メンタル・ケア」を行っています。
ただし、最初に大切なことをお伝えしておきます。
薫風堂のメンタル・ケアは、医療行為ではありません。
心の病を診断したり、治療したりするものではありません。
私が目指しているのは、心に少しずつ溜まっていく重さや、言葉にしづらいつらさを軽くし、少しでも「本来の元気な自分」に近づいていただくためのお手伝いです。
心の状態には段階があります

心の状態は、単純に「元気」か「病気」かで分けられるものではありません。
たとえば、次のような段階があると考えています。
元気な状態
元気を失いかけ、弱っている状態
心が弱り、医療機関にかかるべき状態
入院など、特別な治療が必要な状態
このうち、薫風堂がお手伝いできるのは、主に「2」の状態にある方です。
つまり、まだ日常生活は送れている。
仕事にも行っている。
家事や子育ても何とかこなしている。
けれど、心の中では疲れが溜まっている。
気持ちが重い。
人に会うのがしんどい。
理由ははっきりしないけれど、以前のような元気が出ない。
そうした「心が弱りかけている段階」にある方が、深く落ち込んでしまう前に、少しずつ回復していくためのサポートを行います。
「まだ大丈夫」と思っている時ほど、ケアが必要なことがあります

多くの方は、心がかなりつらくなってから、ようやく誰かに相談しようとします。
しかし本当は、「まだ大丈夫」と言い聞かせている時期こそ、ケアが必要な場合があります。
身体でいえば、少し肩がこっている、少し疲れが抜けない、という段階で休んだり整えたりする方が、ひどく痛めてから対処するよりも回復しやすいものです。
心も同じです。
完全に折れてしまってからではなく、折れそうになる前に、少し力を抜く。
自分の気持ちを言葉にする。
呼吸を整える。
香りを通して、張りつめた神経をゆるめる。
そうした小さなケアの積み重ねが、心を守る助けになります。
アロマセラピーとカウンセリングで、心を整える

薫風堂では、香りによるリラックスだけを目的にしているわけではありません。
アロマセラピーは、植物の香りを通して、緊張や不安、疲労感に寄り添う方法のひとつです。
香りは、言葉よりも早く気持ちに届くことがあります。
一方で、心に溜まったものは、香りだけですべて解決するわけではありません。
だからこそ、薫風堂ではメンタル・カウンセリングも大切にしています。
誰かに話すことで、自分の気持ちが整理されることがあります。
自分では「たいしたことではない」と思っていたつらさが、実はずっと心に負担をかけていたと気づくこともあります。
香りで心身の緊張をゆるめ、対話によって心の中を少しずつ整理していく。
薫風堂のメンタル・ケアは、その両方を組み合わせたものです。
医療が必要な場合は、専門機関につなぐことも大切です

もちろん、すべての心のつらさを薫風堂で扱えるわけではありません。
眠れない日が続いている。
食事がとれない。
強い不安や絶望感がある。
日常生活に大きな支障が出ている。
自分を傷つけたい気持ちがある。
このような場合は、医療機関や専門の相談窓口につながることが必要です。
薫風堂は、医療の代わりになる場所ではありません。
むしろ、必要な時には医療につながることも、心を守るための大切な選択だと考えています。
心が弱りきる前に、立ち止まれる場所として

薫風堂が目指しているのは、「心が弱りきる前に、少し立ち止まれる場所」です。
頑張り続けている人ほど、自分の疲れに気づきにくいものです。
周りから見れば普通に過ごしているように見えても、心の中では限界に近づいていることがあります。
そんな時に、安心して話せる場所がある。
自分の状態を責めずに見つめ直せる時間がある。
香りと対話を通して、少し呼吸がしやすくなる。
薫風堂は、そのようなメンタル・ケアを大切にしていきたいと考えています。
心の不調は、特別な人だけに起こるものではありません。
誰にでも、疲れる時があります。
弱る時があります。
ひとりでは抱えきれない時があります。
その重さを、少し軽くするお手伝いができれば幸いです。
これから、このコラムでは、アロマセラピー、心のケア、ストレスとの付き合い方、日々を少し楽にする考え方などについて、わかりやすくお伝えしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。


