木材から発生する揮発成分の特徴

大石知広

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テーマ:森林・FSC・CLT・バイオマス

こんにちは!フレンドハウスの大石知広です。

数回にわたり「木と家の健康」について綴ります。

今回は、木材から発生する揮発成分の特徴。

私たちは木の香り成分に着目していることから、

においに対する人の脳の反応を評価したところ、

刺激性の高いホルムアルデヒドの放散量が多い

合板のにおいを嗅いだときには

脳における刺激反応が上昇し、

無垢のスギ材のにおいでは刺激反応が生じず

人に対するストレス負荷が少ないことを確認しました。

但し、無垢の木材であればよいというわけではありません。

東京工業大学の鍵直樹准教授の協力を得て

成分分析を行っていただいたところ、

スギ材の乾燥温度が高いほど、

刺激性を有する酢酸やアルデヒド類の一つである

フルフラールの発生量が増大し、

セスキテルペン類の発生量が減りました。

私たちがこれまで行ってきた木質空間での実験は、

セスキテルペン類の発生量を確保するために、

中程度の温度で乾燥した木材を使ってきました。

しかしながら、木材の乾燥温度によっては、

有害な成分が放散されやすくなることも明らかになりました。

伐採した木材は含水率が高いので、

乾燥してから使用されますが、

高温で乾燥するほうが早く乾燥できるため

乾燥にかける費用を抑えることができます。

しかしながら、有害成分の発生量が増えてしまうという点では、

内装材には不向きであるようです。

乾燥温度が高い木材のほうが、

においをより不快に感じることも確認しています。

参考出典:木と家の健康 文=東賢一近畿大学医学部准教授
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