キャリア相談について

(8)自分の強みが分からないとき、キャリア相談でできること

「自分には強みがない」

「アピールできることが思いつかない」

「転職活動を始めたけれど、自分の強みが分からない」

そんな悩みを持つ人は少なくありません。

特に、職務経歴書を書いたり、面接で自己PRを求められたりすると、「自分には何ができるのだろう」と考えてしまうことがあります。

強みは「特別な能力」とは限らない


強みというと、資格や専門知識、目立った実績などを思い浮かべるかもしれません。

しかし、仕事における強みは、それだけではありません。

人の話を丁寧に聞く。

約束を守る。

細かいところによく気づく。

最後まで粘り強く取り組む。

周囲の状況を見て行動する。

複雑なことを整理する。

こうしたことも、仕事の中では大切な力です。

本人にとっては「当たり前にできること」だからこそ、強みとして認識していないこともあります。

「できること」より「どうやってできたのか」


強みを考えるときには、「何ができるか」だけでなく、

「どのようにして、それをできるようになったのか」

を振り返ってみることも役立ちます。

例えば、後輩の相談に乗ることが多かったのであれば、

「人の話を聞くのが得意」

だけでなく、

「相手の話を聞きながら、状況を整理することができる」

という特徴が見えてくるかもしれません。

営業成績が良かった経験からも、

「人と話すのが得意」

だけでなく、

「相手のニーズを把握し、提案内容を調整することができる」

という強みが見つかるかもしれません。

周囲から見た自分にもヒントがある


自分では気づいていない強みを、周囲の人が知っていることもあります。

「いつも相談される」

「説明が分かりやすいと言われる」

「仕事が丁寧だと言われる」

「困ったときに頼りにされる」

といった経験を振り返ってみると、自分の特徴が見えてくることがあります。

キャリア相談では、経験から強みを探します


キャリア相談では、これまでの仕事や生活の経験を振り返りながら、自分の強みを一緒に整理していきます。

大きな成功体験だけを見るのではありません。

失敗した経験。

苦労した経験。

何気なく続けてきたこと。

人から感謝されたこと。

自分なりに工夫してきたこと。

こうした経験の中にも、自分らしい特徴が表れています。

強みは「使う場所」があってこそ


強みは、持っているだけでは十分ではありません。

どのような仕事で使えるのか。

どのような環境なら発揮しやすいのか。

誰の役に立つことができるのか。

そうしたことを考えることで、強みをこれからのキャリアにつなげることができます。

「自分には強みがない」と感じたときは、まだ見つけられていないだけかもしれません。

これまでの経験を振り返り、他者との関わりも手がかりにしながら、自分の中にあるものを言葉にしてみる。

それもキャリア相談で一緒に考えられることの一つです。

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Mybestpro Members

福島治男
専門家

福島治男(キャリアコンサルタント)

キャリアデザイン・メンタルサポート株式会社

キャリアの悩みだけでなく、仕事上のストレスや人間関係なども含めて対話し、働く人が自分らしい働き方を考えることを支援します。

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