正解のない時代にキャリアを創造する【第4回】人材版伊藤レポートとは?人的資本経営との関係をわかりやすく解説
全国安全週間に広げたい「安全」の視野
7月1日から7日は「全国安全週間」です。
工場や建設現場で働いている方なら、安全標語や安全大会を思い浮かべるかもしれません。
全国安全週間は1928年から続く歴史ある取り組みで、職場での労働災害を防止し、安全意識を高めることを目的として実施されています。2026年度のスローガンは、
「多様な人材 全員参加 みんなで育てる安全職場」です。
ところで、皆さんは「安全な職場」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
- 転倒しない。
- 機械に巻き込まれない。
- 交通事故を起こさない。
もちろんそれらは大切です。
しかし現代の職場では、もう一つ考えたい安全があります。
それは「安心して働けること」です。
例えば、
- 「こんなことを質問したら怒られるかもしれない」
- 「困っているけれど相談しづらい」
- 「失敗したことを報告すると責められる」
そんな空気がある職場では、事故やトラブルが起きやすくなります。
人は不安を抱えると、注意力や判断力が低下します。
また、問題を隠そうとしたり、一人で抱え込んだりすることもあります。
反対に、
- 「分からないことは聞いていい」
- 「困ったら相談していい」
- 「ミスを責めるのではなく改善につなげる」
そんな職場では、小さな異変や危険の芽が早い段階で共有されます。
全国安全週間の今年のスローガンには「多様な人材」という言葉が含まれています。
年齢も経験も国籍も異なる人たちが働く時代だからこそ、一人ひとりが声を出しやすい環境づくりが求められているのかもしれません。
安全とは、ケガをしないことだけではありません。
誰もが安心して働き、困った時に助けを求められること。
そんな職場こそ、本当の意味で安全な職場なのではないでしょうか。
職場の心理的安全性や人材定着については、こちらの記事でも解説しています



