商品の強みが同じでも、事例によっては、逆に弱みになる
消費税Upに対して、値上げ出来ていない方に怒っている事
こんにちは、サポートコーチ出雲の山根浩二です。
現在は様々な外的要因があり、コストプッシュ型インフレになっています。しかしウクライナ紛争は関係なしに、25年以上のデフレ経済なのです。その中で消費税がどんどん上がり、日本の国民負担は増えるばかりです。
では商売をやっている方から見ると、どうなのでしょうか?
私の知人や身内には、20年以上前から、値上げのできない方がいます。消費税が3%上がったのに価格に転嫁できていない。地元のお客さんが、ほぼだから価格を高くするとお客さんが離れてしまうんじゃないかと、怖がっている。
そのため消費税が上がるたび、自分の利益率が下がっている。仕入れなどの諸経費は上がっているのに、販売価格は据え置きで、利益がどんどん減っている。そのために従業員は最低価格で雇用して、福利厚生も少ない。
そんな風になってる方は、恐怖におののいているのです。価格をあげたら嫌われるんじゃないか。来てくれなくなるんじゃないか。高いと言われるんじゃないか。そうすると、お店がやっていけなくなるんじゃないか。というありもしない幻想に囚われています。
そんな姿を見ると思います。「価格は自分に決定権がある」ということを忘れている方がたくさんいることを。メジャーな商品で価格が印刷されているものは、それは価格を自由に高くすることはできないでしょう。でも飲食やサービスなどは、様々な条件が違い、価格は自由に決められるはずです。
そして本当は、この商品には、これぐらいの価格がないと、いけないからという値段をつけているつもりなんですけど、それが同業他社を、参考にしてとか、自分の曖昧な感覚によって価格を付けていたりすると、メンタルが弱気になりその時につけた価格などを大事にしていたりします。
営業セミナーで話すことですけども、商品に対する自信が高ければ、安い値段をつけることはありません。その商品に対する自信が失われるから、高い値段がつけれなくなっています。でも、どんな商品にも他と比べて優れた面があります。そこに焦点を当て自信を持って価格をつける。
「本当に自分が良いと信じたものを、売ってあげる。」心の中ではそう思ってるぐらいが、ちょうど良いんです。
この文章を読んでいるような方は、きっとこだわりがあり良い商品を作っている方でしょう。だからこそ自信を持って価格をつけてほしいです。高い価格をつけて、その価格の理由を説明できるようになりましょう。
「なぜこんなに高いんですか?」と聞かれてそこできちんと説明ができる状態であれば、何の問題もありません。その商品のストーリーだったり、原材料のこだわり、加工のこだわり、設備のこだわり、時間のこだわり、宣伝のこだわり、アフターフォローのこだわり、実はたくさん説明する内容を持ってる方がほとんどです。でもお客さんに伝えてなかったら、それはお客さんにとってはないも同然なのです。大変もったいないんです。
以前ガラス職人さんから、100円ショップで売られている手吹きガラスがある、という話を聞いたことがあります。外国で安く作られてるけど、手拭きガラスてあるのは変わりない。それを日本国内で作ってきちんと説明して売っているのと、それだけの違いなんだと。
ここまで読まれて、どう感じられますか?
理想の経営は、利益率が高く、借金返済が終わり、新たな借り入れをしなくても、自己資金で設備投資が出来るようになり、資産が貯まっていく状態です。
そんな事は難しいと思われてる方が、多いのは知ってますけど、最初から、出来ないと決めつけて、その目標に向かおうとしても無いのですから、たどり着ける訳がありません。
でも目標設定をして、向かっていくことで、近づける事は出来ます。そのためには、先ずは利益を増やす価格設定からです。
沢山伝えたいことがありますが、今日は、ここまでにします。