根本解決の答えを見つける為には その2
「社員が足りなくて誰かいい人が居ないか?」という風に声は本当によく聞きます。それが間違っているとしたら。
こんにちは、サポートコーチ出雲の山根浩二です。
そしてそういう会社にはなかなか人が行かないというのも現実です。だからこそ切羽詰まって外部に出た時に誰かいい人がいないか紹介してくれとお願いされているのでしょうけどもその言動で本当にいいんでしょうか?
例えばそのように頼まれた方は本当に自分の知り合いの紹介しようと思うのでしょうか?
そこまで深く考えることばかりではないと思うのですが、心の深いところでは何かを感じていると思います。それは
・そんなに人がいないということは何か問題が大きい会社なのではないか
・入ってもいつもすぐ人が辞めるような会社なのではないか
・給料が安くて待遇が悪いから後が続かなくて辞めるのではないだろうか
・人間関係が難しい感じなのではないだろうか
・会社の雰囲気も悪いのではないだろうか
・忙しくてこき使われるような会社のではないだろうか
・一度入社したら辞めるのが難しくなるんじゃないだろうか
などなどという雰囲気を無意識のうちに察してしまうということが起こっているかもしれません。
もしそういうことも全然無いとしても、誰か良い人がいないかと頼まれた人が、そういう風に言われた会社の社長さんの所に自分の親しい人を紹介しようと思うでしょうか?
そんな大変なところに例えば親友を紹介しますか?
何も好き好んで渦中の栗を拾いに行かせることはないのでは無いでしょうか。
もしかしたらすぐに辞めて今よくあんな酷い会社を紹介したなあというふうに自分が非難されるかもしれません。選ばなければ会社なんかいくらでもある世の中で、なんでそんな大変そうな会社を紹介するでしょうか。
では別の立場に立って、求職者の人がその話を聞いたとします。その人は自分の人生を賭けています。そうすると少しでもマイナスがあるところには出来れば行きたくありません。社長さんが人がいなくて困っている誰でもいいから来て欲しいみたいなことを言ってる会社が、自分個人の尊重してくれるような会社に見えると思いますか?会社の将来に希望があるように見えるのでしょうか?
私は見えないと思います。
そうすると悪循環で求職者が来ないサイクルにハマってしまいます。
ですから、最初の言動が違うのではないですか?聞いたのです。
ではどうたら良いのでしょう?
他に言うべきことが沢山あるのではないでしょうか。べきというよりも言えることというところですかね。私が言いたいのはその会社に入って得られるメリットのことです。今現在の社長の発言にはマイナスの要素しか見えません。どんな物事にも良いところと悪いところがあります。その会社にも必ずその会社独自のメリットがあり希望があります。
私ならそのメリットのところを聞き出します。そしてそれを組み立て話を作れるようにします。
会社は社員がほしい。求職者はメリットを得られる会社に入りたいのに、人が足りない足りないしか言ってないのは、メリットを一ミリも伝えていないと言う事になりませんか?
たとえて言うと商品の欠点ばかりを言って買ってくれと言ってるような状態だとしたらどうですか?
何かのメリットがあるから買われるのに、メリットがあるか分からない商品を買うのは、かなりの変人じゃないですか(笑)
ここまで話していて
冒頭の社長さんの言動は、求職者が来ないように来ないように、してる言動ではないでしょうか?
聞いた相手を怖がらせている。という事も考えられませんか?
本人は分かってないでしょうけど、じゃあ親しい人が入りたいと言った場合に素直に勧められないとかなりそうじゃないですか。
ですから、他の伝え方が必要です。