投資について

今日は投資についてお話させていただきます。

投資とは、株式や債券、不動産などの資産を購入し、長いスパンでそれらの資産が成長（収益を生むこと）するのを目指すことです。お金は財布に入れておいても、まったく増えません。また、銀行に預金しても、利息は微々たるものです。お金は投資により増やすことかできます。もちろん投資にはリスクがあり、お金が減ることもあります。

人生100年時代と言われていますので、時間をかけてお金を増やすために、投資と向き合ってみるのもよいでしょう。そこで投資の基本について何点かお話させていただきます。

まず、投資の資金はどこから出すかということです。投資に回すお金は余裕資金か、時間をかけて貯めながら増やしていきたい老後資金などがいいと思います。絶対に使ってはいけないお金は生活費や、病気などの突発的な出費に備えるお金です。なにに投資するか（株式、投資信託、国債など）は人それぞれですが、自分にあったものを選ぶことが大事です。例えば企業の業績を調べたり経済情勢に興味がある方は株式投資がいいと思います。初級者におおすめは国債などの債券や投資信託（投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用するもの）などがいいと思います。

投資の仕方でよく言われるのが長期投資と分散投資です。たとえば株価は短期的には値動きが激しくリスクが大きいですが、長期的には安定しますのでリスクが軽減されます。分散投資とは商品を分散すること、金額を分散すること、購入時期を分散することなどです。大きな金額を1つの種類に一度に投資すると、投資資金をすべて失いかねません。分散投資することにより、リスクを分散させることができます。この2つが投資の基本だと言われています。私も経験からそのように思います。私ごとで恐縮ですが、リーマンショックの数年前に投資信託を結構購入しました。しかし、リーマンショックで購入したどの銘柄も大幅に価格が下がり、含み損は600万円にもなりました。この時どうしようかと迷いましたが、株価はいつかきっと上がると信じそれまでは持ち続けることにしました。（会社の仲間からは、損切りしてでも一日でも早く売却した方がいいと言われましたが……）それから何年か経って第2次安倍政権が誕生し、政府と日銀が一体となった大胆な金融政策などの3つの政策を中心とした、アベノミクスと呼ばれる経済政策が打ち出されたおかげで、日経平均株価は数年で2万円台まで回復して、私の含み損もあっという間に無くなりました。あとは売るタイミングだけでしたが、いつ売るかには迷いました。専門家の中でも意見が割れ、4万円台まで行くという意見、3万円が限度という意見、2万円5千円がピークという意見と色々ありましたが、私なりに3万円がひとつのピークと考え、3万円に近づいたところで投信をひとつづつ売り、すべての投信を処分しました。結果、分配金を入れて600万円程度のプラスとなりました。リーマンショック後の最悪時が600万円のマイナスですので、その時からは1200万円のアップです。あの時売らなくて本当に良かったです。安倍さんのアベノミクスには個人的には本当にお世話になりました。この経験で私はいかに長期投資が大事であるかということを痛感しました。また投資は購入時期も大切ですが、いつ売却するかがより重要であることもわかりました。

上記のように投資は長期投資、分散投資が重要だと思いますが、短期売買で儲けるのも一つ方法だと思います。株式などは値動きが大きいので短期売買して儲けることも可能です。その場合は価格がどれくらい上昇したら売るかということを、初めから決めておくとよいでしょう。よくないのはまだまだ価格が上がると思って売るタイミングを失ってしまうことです。長期投資でも短期投資でも構いませんが、要は中途半端が一番ダメだと思います。

今日は私の経験も含めて、投資についてお話させていただきました。みなさま方のご参考になれば幸いです。