あなたのところの「幼児教育」の成果は何?と問われると、こう答えます。
保護者様からこんな声をいただくことがあります。
「我が子は誰とでもすぐ仲良くなり、
決して他人を悪く言うことはなく
困っている人がいれば手を差し伸べ、
友人の幸せを自分のことのように喜ぶ姿に
親が教えられることが多いです。」
と。
どのように子育てをすれば
こんな子どもに成長するのでしょうか?
偶然?
生まれつきなのでしょうか?
子どもの魂は元来どの子も純粋で偉大。
大きく光り輝いているものであり
それを曇らせてしまっているのは大人だと
師七田眞に教わりました。
七田式には子育て6か条があります。
その中の4つ目に
「比較しない」
というものがあります。
「比較されないで」育った子は
人と比べてどうのこうの、という意識がありません。
自分は自分、人は人、
自分の人格と、友達の人格は
別ものだと知っているのです。
また、
自分の個性と友達の個性が
別のものだということも知っているのです。
だから、
友だちの幸せを自分のことのように
素直に心から喜べるのです。
ご両親がいついかなる時も
「比べないで」
育てていると
こんな価値観を持つ子になります。
ところが、
何も意識しないで
言いたいように言葉を発していると
かなり「比較」が入っていることに
気づきます。
なぜ?
親である私たちが「比較されて」育ってきたからです。
「あなたはどうしてお姉ちゃんみたいに賢くないの?」
「お隣の○○ちゃんはもうおむつがとれているよ」
「向いの○○ちゃんはもうかけ算九九が言えるんだって」
「比較しない」というのは
心して意識しないと
なかなか難しいものです。



