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岩永リタプロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

【プリント・ドリル】泣かせてやらせるもんじゃない。

岩永リタ

岩永リタ

テーマ:教育について

ファーストクラスの子育て

心の子育て右脳教育

岩永リタです。


教室の現場にいる中で

お母さまからのSOSでよくあるものの一つに

「先生、プリント・ドリルが進みません」

ということがあります。



プリントやドリルがうまく進まなくなってきた理由は必ずあります。




「プリントをしないんだったら○○辞めるよ!」(○○の中には子どもの好きな事が入る)

「こんな簡単なもの、ちゃっちゃとやってしまいなさい!」

「今日のプリント、まだできてないよ!!」

「プリント早くしなさいって言ってるでしょう!」




こういうワードが頻繁に飛び交うようになっている中では

プリント継続、もっと平たく言えば

「学ぶこと」は無理です。




「頑張れ」とか、

「やったらできるやん!すごいね」




根性論で対応されている方が多いのですが

それは本質をついていません。


子どもに根性がないとか、
怠惰になっているとか、

そんなところがネックになっているのではありません。




原因はさまざまです。



一つ、二つじゃなくていろいろ混ざっています。


よくあるものの一つが

「プリントやドリル(つまり取り組んでいる勉強)がテコ(レベル)にあっていない」

というものです。




そういう場合は

一つ前のコースや二つ前のコース、

一学年前、二学年前に戻って

もう一度繰り返して簡単なところからスタートするとよいのです。



小3であっても、小1に戻ってもいいし

小5であっても、小2、小3に戻るのです。

小1ならば

幼児期のドリルに戻ってみてもいいのです。



先へ先へどんどん進むことが

子どもの能力を上げる近道ではありません。


まして、

難しい問題を泣かせながら、なんとなく解かせて

出来たように見えたとしても


理解と出力が自力でできていなければ

再現性がないので

意味がないのですよ!




『どんどん先へ先へ進んだ方が賢くなる。』

というのが

そもそも間違っているんです。




簡単な繰り返しを

子どもが自主的に

「楽しい」「簡単」「自分でできる」と言いながら

毎日コツコツ継続できる量と質であることの方が

『あと伸び』には大切です。




ゴムは、力をかけ伸びきった状態で放っておくと、

ある日、パチンと切れます。




切れたゴムをつなぎ合わせるのは

非常に難しいでしょう?




それこそが壮大な遠回りだということに
気づいて欲しいです。

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岩永リタ
専門家

岩永リタ(幼児教育指導)

七田式・滋賀(栗東教室/びわ湖大津教室)

七田眞氏の「魂の教育」右脳教育法を長年実践研究。「心の子育て」「右脳教育」を保護者に指導し子供のみならず親のサポートにも注力。丁寧でパーソナルな指導に定評。七田式食学®による豊かな心と身体を育てる。

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