子どもを「認める」というのはどういうことか
おえかき・せんがきのとりくみについて
私たちの教室では
1歳ごろから「なぐりがき」や「せんがき」の取り組みをスタートします。
指先の力をつけてスムーズに文字書きに移行できるように
おうちでも意識してやってほしいです。
具体的には
ピンセットでつまむ。
指先で細かいものをつまむ。
つまみをひっぱる。
手遊びをする。
そして、
ある程度の力で短いクレヨンが持てるようになったら、
いつでも「書く」ことができるように
リビングの隅っこにでも「おえかきコーナー」を作ってあげて
クレヨンと紙をスタンバイしておいてあげてください。
きれいに片づけてはだめなんです。
「描きたい!」と思った時に、すぐ描けないと意味がないんです。
また、用紙がもったいないからと、
1日1枚という制限はつけてはダメなんです。
子どものイマジネーションのおもむくままに
どんどんあふれるように描かせてあげてほしいです。
1枚にたった一個の「、」
しか書いていなくても
「もったいないから、この紙をもっと使いなさい。」もダメなんです。
子どもの「、」
はそれはそれで、作品なんです。
センスのいいお母さんは
「、」だけのモノにもタイトルと日付を書いて
提出されます。
右脳のイメージがついに「出力」し始めた、その時に
思いのままに「なぐりがき」をさせてあげてください。
大きなノート(A3のスクラップブックなど)に書かせて
日付とともに残しておくと、
1冊がおわったら立派な「お絵かき記録」になりますよ。
我が家にも数十冊の「お絵描き帳」が残っています。
「もういい加減要らんやろ」
とは思うのですが、
これを描いていた時の、
子どもの「時間」や「思い」を捨てる気がして
どうしても処分できません。
おそらくこの先も永遠に処分できないと思います。