子どもを認めよう、の「認める」とは?
私が考える「幼児教育」とは、
他の子と比べて優位に立つとか、
競争に勝つため、とか
そういうものではなくて
子どもが本来持って生まれた能力を
引き出し育てるためのものだと思っています。
そのために
0歳から
「質の良い働きかけ」を考えることが必要なんです。
私は教室で
胎教から、0歳から、の子どもたちの育ちや個性を
何年もにわたり見てきました。
「すごいな、やっぱり」
と一番驚かせてくれるのは
胎教をして誕生後もすぐから
継続して働きかけをしてきた子どもたちです。
次は
胎教をされていないけれど
誕生後すぐから働きかけをしてきた子どもたち。
そして、
胎教をしたが、
0歳代はそんなに働きかけをしないで
1歳を過ぎてから入室された子どもたち。
となります。
0歳代の、しかも
生後1か月、2か月の頃の働きかけが
めちゃくちゃ大事だということを
実感します。
この時期から何かしら働きかけをスタートすると
どの子も本来の天才的な可能性を伸ばすことができます。
それを引き出すのは、
親にしかできない大切な仕事ではないかな?
と思います。
他の子と比べる「幼児教育」は
真の幼児教育ではありません。
他の子と比べ始めると、どんどん子どもの心は歪んでいきます。
「まだハイハイができない」
「まだしゃべらない」
「まだおむつが取れない」
……「まだ~ない」という言葉の裏には、
よその子と比べて劣っているという心理があります。
比べられている子は
たとえ物言わぬ赤ちゃんであっても
窮屈そうです。
表情や雰囲気に出ています。
よその子とくらべて「まだ~ない」と言う時間があるのなら
その時間を
「質の良い働きかけの時間」に
してほしいと願います。
「質の良い働きかけ」とは
絵本を読んだり、うたをうたったり
ままごと遊びをしたり、
一緒にお絵かきをしたり・・
そういうことです。