指先を器用に操れるようにしておく
皆様が子供の頃、
あまり勉強をしていそうにないのに
なぜか、良い成績のお友達はいませんでしたか?
「努力型の天才」ではなく、
本当に「天才」と呼ばれるタイプの人たちです。
この人たちは、
一般的な左脳記憶ではなく「右脳記憶」を使っていて
和歌山の南方熊楠や大分の帆足万里がその右脳記憶を持っていたといわれています。
しかし、このような能力は特別なものではなく、
誰でも訓練をすれば身に付くようになるのです。
私のところでは、
「暗唱」をしてこの能力を引き出しています。
大量入力、高速入力、そして繰り返すことでどの子もこの能力は開きます。
それには
只管暗唱(しかんあんしょう)が楽です。
ただただ繰り返し口に出して読むことです。
主に
優れた古典や文学作品を題材にしていますが、
これらを暗唱することは、
子どもたちの潜在能力の中に優れた文化的遺産を刻み、
教養を深めることにもつながります。
「暗唱」というと、
大人はついつい自分の価値観で尻ごみをしてしまいますが、
元来子どもは覚えることが得意です。
繰り返し繰り返し唱えること(只管暗唱)が大好きです。
漢詩や古文を覚えて何になるの?ということではなく、
すぐれた記憶の回路(右脳記憶)を育てる狙いが
あるのだと知ってください。
「右脳記憶回路」ができてしまうと
その後は記憶の質がガラッと一変するので、
学習が楽になるだけでなく、
創造力やオリジナリティー、ひらめき、といった能力も同時に身に付きます。
小さいお子さまであれば
「詩集」や「俳句」を只管暗唱するとよいですよ。
簡単にできるのでおすすめです。