七田式教育は「心の根っこ」を育てる教育です
七田式教育の基本理論
脳の発達の段階
赤ちゃんは、受胎後1歳までの間に
20億年分の発生学的な進化を一挙にたどるといわれています。
すごいことです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、脳の発達段階からみると、
魚類と同じ発達の状態にあります。
脊髄や延髄といった脳の部位の発達段階であり、
手足をバタバタさせている時期にあたります。
次に、脳橋が発達してきて4カ月頃に寝返りができるようになります。
ちょうど腹這いができる赤ちゃんに相当します。
この段階では明暗を知覚したり、おおまかな外形を把握するなど、
人間の五感の基本的な要素の働きとパターンを
知覚することが可能になってきます。
そして、その後、中脳が発達してくると、
ごく小さな物の明暗まで見分けられるようになります。
視覚以外のほかの感覚も非常に高度な発達を示し、
ほとんどの身体作用の調節はこの時期に習得されます。
最後が、霊長類の脳と言われている大脳新皮質
の発達段階です。
この大脳新皮質をさらに発達させたことによって、
人間はほかの動物にない、「言葉」を得ることができたのです。
赤ちゃんを育てるときは、脳の発達の時期にそれぞれ合った環境を用意してあげると
ストレスがありません。
また、「赤ちゃん教育」「幼児教育」は、発達の段階をふまえて取り組むことが
大切ですね。
たとえば、ハイハイ時期を飛ばしてしまうということは、「脳橋」の発達がなされてないということです。
たとえ立てるようになってもハイハイは十分にさせる必要があります。
『言葉を話さない』と言ってご相談にお見えになる方の中には
「ハイハイしないで歩いたんですよ」
と自慢気に話される方もいますが
「発達順序を飛ばしているので、ハイハイをするところからやり直しましょう」
ということになります。