心と脳は連係しています
小学生の子どもたちの話です。
あなたの家は子どもにとって
「居心地最高!」の場所でしょうか?
ほとんどのお母さんは
「yes!当たり前じゃないですか!」
と答えられると思います。
けれど、
もう一度
よく考えてみて。
子どもが愚痴や不満を言っても否定されることなく
共感してもらえる場所ですか?
ダラダラしていても、どんな状態で居ても
味方してもらえる場所でしょうか?
「忘れ物してはいけない」
「遅れてはいけない」
「残してはいけない」
「だらだらしてはいけない」
「・・・してはいけない」
「・・・してはいけない」
と言って
子どもをがんじがらめにしていませんか?
こんなことを口うるさく細かく繰り返し言わなくても
子どもたちは十分に分かっていますよ。
翌朝早く起きるためには早く寝たらいい、ということも知っています。
だらだらしないでさっさと宿題をしてしまったほうが楽だ、
ということも知っています。
でもね、
子どもは
家の中では思いっきり緊張の糸をほどいて
十分に満足できるまでリラックスしていたいのです。
十分だ!と思える時がやってくれば
子どもは自分の意志で動き始めます。
学校では
常に緊張状態で過ごしている子どもたちです。
親が思う以上に。
家では
ダラダラしたり
のろのろしたりして
バランスを取っているのです。
ところが、
「早く寝なさい」
「だらだらしないで」
「早く寝ないと明日起きられないでしょ」
「先に宿題をした方が、あとあと楽でしょう」
と、
親がリラックスの邪魔を中途半端にしてしまうから
「これで十分」という区切りがいつまでたっても来ないのです。
家では「正論」で子どもを諭すのではなく
「愛」「優しさ」で子どもを包んであげましょう。
「朝、起きられなくても大丈夫。お母さんが起こしてあげるから」
って。
子どもにとって「家」というのは、
一番リラックスできて
わがままが言えて
愚痴が言えて
どんな状態の自分であっても親の愛を感じる場所であってほしい。
小学生の子育てで大切な事は
「ガミガミ言うこと」でもなければ
甲斐甲斐しくお世話をすることでもありません。
信じて見守ることです。