心も体も刺激をほしがっています
【シニアになると薬が増えますね】
当院は東洋医学を専門としていることから、犬猫に西洋医学の薬を飲ませることに抵抗を感じる方が多く来られます。
確かにシニアになると、体のあちこちに不調が出るため薬の数や種類も増えてきますね。
人間のお年寄りが、顔を合わせると薬の数を自慢しあったりするのはよく見られる光景ですが、犬猫も自慢し合うまでいかなくても定期的に飲ませる薬はだんだん増えてきます。
薬には、
- 毎日きちんと飲ませた方がいいもの
- できれば飲ませない方がいいもの
- 飲ませても飲ませなくてもどちらでもいいもの
【薬が寿命を変える?】
たとえば、犬の心臓の薬。
小型犬では僧帽弁閉鎖不全という心臓の病気になる子が多いのですが、早めに薬を飲ませ始めることで寿命が大きく変わります。
また、犬猫とも歳をとるとてんかん発作を起こす子が増えてきます。
これも、発作の頻度が増えてきたら薬をきちんと飲んで発作を抑えることが犬猫の体の負担を減らします。
一方で、下痢のときに出される抗生剤などは、あまり意味がないだけでなく抗生剤の濫用が耐性菌を生み出すことにも繋がりますので、飲ませない方がいい部類の薬です。
ステロイドも、必要なときには飲ませて症状を軽減させなければなりませんが、長く続けることで体に負担がかかります。
(免疫介在性疾患などはステロイドを飲まないと症状が抑えられない場合も多く、悩ましいところではありますが)
写真は、てんかん発作があった我が家の猫です
【自然なものは無害という誤解】
西洋医学の薬への抵抗感から、漢方薬を飲ませたいという方がおられます。
確かに、漢方薬には体への負担がマイルドなものも多く、西洋薬との併用もできて、飲ませ続けることで体調を整える効果が期待できます。
ただし、漢方薬は「症状に合わせた薬」ではなく、「体質に合わせた薬」なので、合わない薬を飲めば逆に体調を崩してしまうこともあります。
また、植物由来の生薬といえども、副作用がゼロということもありません。
どんな薬もその必要性をきちんと理解し、動物病院の先生の指示に従って飲ませなければなりませんね!
【疑問に思ったら質問しよう】
薬の副作用についての心配など、疑問に思うことはできる限り主治医の先生に尋ねて納得がいく説明をもらいましょう。
特に、セカンドオピニオンで別の病院にかかるときには、今の病院で受けた検査結果や処方された薬について全て説明しなければなりません。
そうしないとよぶんな薬を貰ってしまうこともあり、犬猫の体に負担をかけてしまいます。
当たり前のことですが、動物病院の先生とのコミュニケーションは大事ですね!
もし、かかりつけの先生がお忙しくてなかなか細かいことが聞けないという方がおられましたら、当院では「カウンセリングのみ」という対応もしております。
オンラインでもできますので、一度お問合せください。
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