梅雨について東洋医学的に考えてみる
【東洋医学的な養生】
中医学の古典「黄帝大経」には、陰陽五行の説明などと一緒に春夏秋冬の季節の過ごし方についても書かれています。
秋は物事が澄んでピンと収斂していく季節。
この時期には心を平らかにし、興奮したり浮かれたりしないように静かに氣を蓄えるように、とされています。
「あれをしなければ」「これもやってない」
と、クヨクヨ心を惑わせず、落ち着いてゆったりと日々を過ごすこと。
あくせく動くと汗をかいて陽気が逃げるので、冬に向かってじっと動かないように過ごすこと。
それが秋の養生です。
秋、冬は陰の季節なので休養して充電する期間なんですね。
秋は空気が澄んでいるけど冷えにも注意
また、秋の澄んだ冷たい空気は心のゴミを取り去って引き締めるのに効果がある気がします。
「四季の空気感に身を委ねる」のもいいものですね!
そして、やはりこれからの季節は冷えが一番の大敵です。
人間はお風呂にゆったりと漬かり、ペットはお灸や小豆パックで腰を温め、寝るときには腹巻なども効果があります。
低温やけどに気をつけてもらえば、火を使わない「せんねん灸太陽」もシニアの子にはいいと思いますよ!
心を澄ませる修練
私の整体の先生が、
「人は宇宙と繋がっていて、宇宙は人のすることをジャッジしない」と言われました。
つまり、「宇宙さん」は人の全てを見ていて、たとえばタバコのポイ捨てをする人には
「君はそういうことしちゃうんだね」と
「タバコのポイ捨てをする人にふさわしい運命を与える」ということだそうです。
なので、宇宙の「エネルギーの調和」を乱さないように生きるには「毎日を一つ一つ丁寧に生きる」ことが大事なのだそうです。
お茶事や活け花も、目の前の所作を一つ一つ丁寧に積み重ねていくものです。
だから日本では「茶道」「華道」というのは、単なる動作やテクニックではなく心の修養になると考えるんですね。
意識して丁寧にする…
それは心を平らかにして感覚を研ぎ澄ますことに繋がります。
「一つ一つ丁寧に」というのは私の最も苦手な分野なのですが、秋の澄んだ空気の中で自分を見つめ直すことも必要だと思いました。
(この記事は2020年10月のメルマガ記事です。メルマガスタンドの移行に伴い一部変更してこちらに投稿しました。)
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