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山路美晴

ペットと飼い主の心と体を癒やすプロ

山路美晴(やまじみはる) / 獣医師

滋賀ペット治療院

コラム

背骨を柔らかくして伸ばそう

2021年9月2日 公開 / 2022年3月24日更新

テーマ:犬猫の運動

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 東洋医学

【体の成分はほぼほぼ水!】



以前見かけたニュースですが、「歌う犬と呼ばれるニュージーランド・シンギング・ドッグは生きていた」という記事。

「シンギング・ドッグ」という名前は初めて聞いたのですが、この記事の中に、
「シンギングドッグは関節や脊柱が極めて柔らかく、猫のように高いところに飛び乗ることができる」と書いてあるのに興味を引かれました。

猫が犬と違ってシニアになっても自力で最後まで歩ける子が多いのは、やはり「柔らかさ」のおかげなんですね。

筋力が強いだけなら、犬にもたくさんいます。そりを引いたり、早く走ったり。

でも、あのまるでクラゲかのように小さな瓶の中に収まることができる関節の柔らかさを持っているから、猫は高いところにヒラリと飛び乗ったりそこからフワッと降りることができるんですね!

体は年を取るとだんだん硬くなり、水を絞った後のぞうきんみたいになっていきます。

これを赤ちゃんのようなプニプニの体にするためには、まずは水分を十分に取ることが必要ですね。

それと併せて関節を柔らかく、可動域を広げるようなストレッチをすること。
試しに自分の腕を少しずつゆっくり、ぐ〜〜んと引っ張ってもらってください。
肩まわりがほぐれてとても気持ちが良くなりますよ!

ストレッチは力加減と方向が大事


もしご自分のペットにストレッチをするなら、気を付けないといけないのは
「力加減と方向」です。

人間とは関節の作りや回る方向が違いますから、力まかせに引っ張るのは絶対NGです。

足を引っ張る前にローラー鍼などで脊柱の両側の筋肉をほぐしてから、前足、後ろ足ともゆっくり皮膚を引っ張るように少しずつ伸ばします。

前は肩甲骨と胸椎上部がよく動くようになること、後ろは胸椎から股関節、足の先までが一直線に繋がるようなイメージで伸びるように。

特にシニアのワンちゃんはだんだん自分で伸びをしなくなりますので、飼い主さんの手で伸ばしてあげて欲しいですね。

下記はシンギング・ドッグの記事です。
リンク中に動画がありますが、とてもユニークな声ですね!

https://www.cnn.co.jp/fringe/35158956.html


(この記事は2020年9月のメルマガ記事です。メルマガスタンドの移行に伴いこちらに投稿しました。)


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