シニア犬の足腰を鍛えるちょっとした運動

山路美晴

山路美晴

テーマ:犬猫の運動

シニア犬の足腰はすぐ弱る



我が家の犬もすっかりシニアになり、後ろ足の筋力が落ちてきて、雨のあとのアスファルトで滑ったり、自分ではダッシュしてるつもりが足がついていかなくてこけたりしています。

そこで、後ろ足の筋力をつけるための特訓を少しずつやっています。
(昭和世代は「特訓」という言葉が 好きなんですよね・・・)

犬の場合、重心が前寄りなので、歩くときにも後ろ足には意識があまり行ってないことが多いです。
後ろ足への意識をちゃんとつけるため「きちんとオスワリをさせる」のは結構大事です。

足が横に流れたり、外に開いたりしないよう体の下できちんとたたんで座ること。
これがシニアになるとできそうでできないんですよね・・・

我が家の場合は、狭くてちょっと高さのある石の上などに4本の足を乗せて座らせる練習を散歩中などにしています。

ちょっとだけ高さのある台の上に乗せて座らせ、下ろしてからまた乗せて座らせる・・・
これの繰り返しで、人間で言えばスクワットと踏み台昇降を兼ねたような運動をさせています。

この運動の場合、石の高さがあまり高すぎると上り下りのときに負担がかかってしまいます。
石が小さすぎたり低すぎるときちんと上に上りませんし、大きすぎると足をたたんで座らなくなります。

この、ちょうどいい石を見つけるのがわりと難しいんですが、散歩中にちょっとしたターゲットを探すのが結構楽しいですよ。

また、長時間平らなところを歩かせるよりも、アップダウンのある道や砂地や草地など足を取られやすいところを歩かせたりと、短時間でも少しだけ足に負荷のかかる散歩が筋トレにはいいですね。

とりあえずは、家でできるケア・・・適切な食事、休息、適度な運動でできるだけ自力で歩ける体作りをしたいと思います。

あと、しつこいようですが、お灸はとてもいいですよ!

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山路美晴
専門家

山路美晴(獣医師)

滋賀ペット治療院

鍼灸・整体など東洋医学に基づく診療で、動物本来が持つ“自分で治ろうとする力”を引き出す。ローラー鍼などの「刺さない鍼」やお灸を用いて、家庭でペットのケアを行う講座を各地で開催している。

山路美晴プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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