寒波と大雪! 東洋医学的冬の過ごし方
【陰陽の話】
東洋医学は「氣」の医学と言われますが、同時に「陰陽」と「五行」がその基本になります。
特に「陰陽」の考え方は普段でも何気なく耳にしますし、別に東洋医学を勉強してなくてもイメージはできるのですが、東洋医学で扱う「陰陽論」は実は奥がとても深いんです。
あの、白い勾玉と黒い勾玉が組み合わさったみたいな図、講座でもよく紹介してる図ですね。
黒い魚と白い魚が抱き合っているようにも見えるこの図は、「陰陽太極図」といいます。
「太極」というのは万物の根源であり、ここから陰陽が生じるとされています。
太極は「まったけき陽」で、ここから陰陽が生じ(両儀)、さらにそれぞれが陰陽に分かれ(四象)、さらにまた陰陽に分かれます。(八卦)
これが易の基本で、宇宙万物の生成の論理であり、東洋医学もこの考え方に則って体調を見ていきます。
宇宙・自然で起きる万物の生成や消長、季節や気候の変化(陰陽の変化ですね)が、人間の体の中でも同じように起こるという考え方で、だから自然の変化に逆らわず、バランスを取ることを重視するんですね。
目に見えなくても「氣」は存在する
西洋的な科学をやっていると、「氣」というとなんだかよくわからない、目に見えないものを扱う怪しい系のように思われがちですが、「氣」はそんなオカルト的なものではありません。
電気も熱エネルギーも目には見えないけど確かにありますよね。体を動かすのはそういうエネルギー(氣)であり、それは食べたり飲んだりしたものと呼吸による空気から作られて全身を巡ります。
体を蝕む「氣」を「邪氣」といいますが、微生物だって目には見えないけど邪氣のひとつですよね。
体内を巡る「氣」を充分整えることが健康を保つことであり、「養生」ということです。
そして、「陰陽のバランスを意識する」ことが養生の基本になります。
陰陽のバランスを保つために
急に暑くなってきたと思ったら、朝夕は冷え込んだり…
陰陽のバランスを崩しやすいときですね!
人間はお風呂に入るのが陰陽のバランスを整える一番手っ取り早い方法だと私は思いますが、ペットにはローラー鍼による皮膚刺激とお灸で氣の巡りをよくしてあげるのが効果大です。
暑くなってくるとお灸はもういいかな…と思いがちですが、シニアの子は体温調節が特に難しく、昼間は暑くても夜は冷えてることがよくあります。
手足を触って冷たく感じたら、ぜひお灸をしてあげてくださいね!
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