身体の異常を感知するために五感を研ぎ澄ませよう
東洋医学では肝は自律神経を管理する臓器です
ここのところ、毎年春には天候が荒れますね。
春先は気圧の乱高下や寒暖差の大きいことで体調を崩しやすい時期です。
さらに困ったことに、花粉症やpm2.5などの影響で呼吸器が弱りがちです。
「自律神経を整え、免疫力をアップして感染症に備えましょう」
とよく聞きますが、では具体的にはどうしたらいいのでしょうか。
基本的には、養生の基礎は
「ちゃんと食べてちゃんと寝てちゃんと動く」
しかないと思いますが、忙しい現代人はつい近道が欲しくなります。
私が個人的に効果があると思うのは、
・ゆっくりお風呂につかる (血行促進が大事)
・生姜湯や甘酒など体が温まるものを飲む (ミルクティーにシナモンなんかもいいかも)
・皮膚刺激 (ローラー鍼もいいけど乾布摩擦が地味だけど効きます)
・ストレッチ (体が柔らかくなると気の巡りがよくなります)
ということで、ベタですがローラー鍼とお灸はいいですよ〜と宣伝しますね!
寝付きの悪い方にはお灸がオススメ!
以前、テレビで
「寝つきをよくするには深部体温を下げることが必要」
と、放送されていました。
人では深部体温はだいたい37℃前後に保たれています。
これがわすがに下がることで眠りにつきます。
眠たくなると手足が暖かくなるのは手足から熱を放散するためです。
では、
「深部体温を下げる必要があるなら寝る前のお灸は逆効果では?」
と思った方。
着眼点が素晴らしいですね!
実は、お灸や寝る前の入浴は深部体温を下げるのに効果的なんですよ。
血行が悪いと手足が冷えて熱の放散が十分できないため、深部体温を下げることができません。
逆に、内臓が冷えていると末梢血管が開いてしまい、手足や頭がほてってしまうこともあります。
特に交感神経が優位になっていると、血管は縮まって血行が悪くなったり、脳が興奮状態になってなかなか寝付けないことがありますよね。
体を温めて血行をよくし、副交感神経を優位にしてリラックスすることが快適な眠りに導いてくれるので、寝る前のお灸や入浴は快適な睡眠に効果があるのです。
(この記事は、2020年3月28日のメルマガ記事を、メルマガスタンドの移行に伴いこちらに投稿したものです。)
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