ローラー鍼やお灸を長く続けるために

山路美晴

山路美晴

テーマ:ペット鍼灸セラピー

習慣化させることが大事



前回は、
「行動が続くためにはご褒美が必要」という話をしました。

でも、それだけでは必ずしも行動は長く続けられません。

お灸やローラー鍼で気持ちがよくなっても人は刺激にはすぐに慣れてしまうのでだんだんありがたみも薄れてしまうんですね。

これが続くには、習慣になってしまう必要があります。

ご飯の後で歯を磨く、トイレから出たら手を洗う、などのように。

もう一つ行動を長続きさせる方法は、それをすることそのものが好きになることです。

愛犬と散歩するとき。
義務感でいやいや行くよりも散歩が好きで、散歩そのものを楽しめる方がいいですよね。

「お灸が大好きでやめられない!」
「ローラー鍼、コロコロするのが快感!」
みたいになるのが理想です。

習慣と惰性の違い


ただ、習慣になると無意識に惰性でしてしまいがちです。
これを、1回1回丁寧にやることが効果に繋がると思います。

毎日数分間コロコロするだけ。
でも、そこに気持ちを込めると、
「〇〇ちゃん、気持ちいいね!」
「今日はよく歩いて疲れたね。足をコロコロしようね。」
「お腹の調子が悪い? 胃のツボをコロコロしてあげようか。」

など、ペットの犬猫たちと会話しながらコロコロすることで絆が深まり、どちらも同じように気持ちがよくなって、お互いのことがますます好きになります。

ローラー鍼だけでなく、お灸も同じです。
心を込めてペットの体を温めてあげることで、体調を整える効果は倍増します。
「氣を整える」って、そういう力がありますよね!

動画は、怖がりの猫さんにローラー鍼コロコロしているところです。
ローラー鍼はペットと飼い主さんが心を通じ合うツールにもなるんですよ!




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山路美晴
専門家

山路美晴(獣医師)

滋賀ペット治療院

鍼灸・整体など東洋医学に基づく診療で、動物本来が持つ“自分で治ろうとする力”を引き出す。ローラー鍼などの「刺さない鍼」やお灸を用いて、家庭でペットのケアを行う講座を各地で開催している。

山路美晴プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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